学校日記

2年 過程を見ることは・・・

公開日
2016/09/02
更新日
2016/09/02

2年

給食台に食器が残っています。時間内に返しに行くことが出来ませんでした。この様子だけ見ると「時間内に食べないと」とお叱りの声が聞こえてきそうです。結果だけをみれば確かにそうでしょう。

その子は牛乳に苦戦していました。なかなか牛乳に手が伸びません。
「先生が無理にでも飲ませようか。」
というと,
「(ブンブン)」
首を横に無言で振ります。
「そうだよね。それではだめだよね。自分から飲もうとしないとね。でも心の中では飲もうって気持ちが本当はあるでしょう。その気持ちがどんどん大きくなって自分で素早く飲めるようになるのを待っているよ。」
と声をかけました。しばらくじっとしていましたが,少し用事をしてその子を見ると牛乳を飲み干していました。いつもよりも早く。

結果の姿とは別に,子どもは心の中ではいろんなことを考えているのだろうと思います。この子も「頑張って飲まないと」と心の中で考え,いつもより少し早く飲み干すことができたのだろうと思います。時間に遅れてしまったところだけしか見ていなかったのであれば叱っていたかもしれません。そうしたら,この子の「頑張ろう」という気持ちはどうなっていたでしょうか。心の中をみることはできません。でも過程を見ているとそれがわかるときがあります。この日はバタバタとせず,ゆとりをもって関われたことが幸運でした。ゆとり教育という言葉が懐かしい今日この頃ですが,ゆとりという言葉は子どもの行動の過程を見とる大人の方にこそ,必要な教育だったのだなと感じずにはいられませんでした。