学校日記

秋の大文字登山 3年生

公開日
2009/11/27
更新日
2009/11/27

本校の子ども

 11月26日,木曜日。「今日は最高にいい天気になりましたね」と校長先生。見上げる空は真っ青だ。「行ってらっしゃい!」とびっくりするほど大きな声の教頭先生に励まされる。子どもたちもうれしくなって「行ってきます!」と笑顔で返す。
 バスを降り銀閣寺の土産物店が並ぶ参道を大勢の観光客の間をぼくたちの行進が続く。もみじのトンネルを抜けるといよいよ山道の始まりだ。
「空気がおいしいね」と口々に子どもたちが言う。
「木の根っこを踏むと滑りやすいから気をつけるんだよ」と山登りの技術も伝授する。少し汗をかいたころ「千人塚」へ到着。一面,平らな雑木林だ。黄色やオレンジに色づいた葉が空の青と美しいコンロラストを作っている。
 荷物をおろして秋探しを始める。コナラやクヌギの実を拾う子もいる。「この石は何?」と聞いてくる子もいる。キノコは採らないでじっと観察だ。私も「みんな見てごらん」と子どもを集め,おもしろい木の葉の解説を始める。「5枚くっついている黄色い葉がたくさん落ちているやろ。これはウコギといって五枚で一つの葉なんだよ」「へーおもしろいな」と子どもたち。自然はいつも子どもと友だちだ。
 再び大の字を目指して行進する。やがて長い石段がはじまると,子どもたちは
「1,2,3,4…」と段の数を数え始める。石段の数を数えるのは昔からずっと受け継がれている。私も小さい頃はよく数えたものだ。「…,148,149,150」石段を登りきったころ,大の字に到着。
 眼下にドカーンという感じで,京の町が広がる。まるで空が割れたようだ。子どもたちは「ワー すごい!」と叫んだあと,ずっと無言で町を見下ろし続けていた。
 そのあとはうれしいお弁当。どの子も親の愛を感じて幸せそうだった。

                                 3年 担任