〜校長室の窓から〜
- 公開日
- 2015/07/06
- 更新日
- 2015/07/06
学校の様子
未来へつなぐ「心意気」
祇園祭の七月
四条通界隈は祇園祭の色に染まる七月。岩戸山では、二・三年生の児童が山の周囲で「つくし」の踊りを披露させていただきます。
また、五年生児童が、長刀鉾、鶏鉾、月鉾、岩戸山、船鉾、大船鉾、函谷鉾、綾傘鉾、四条傘鉾、保昌山、郭巨山、伯牙山、芦刈山、油天神山、木賊山、太子山、白楽天山をあわせた校区内十七の山鉾保存会にお世話になり、「総合的な学習」の一環として「山鉾の由来」や「保存会の方々の祭りとのかかわり」等についてお話を伺い、学習させていただく予定です。
これらの学習の成果は来年二月『ハートフル洛央』で発表します。本校では、以前より祇園祭に加え、全学年を通して「昔の遊び」「昔の学校や学区の様子」「地域の伝統産業」など地域を題材にした学習を進めています。三年生は、それぞれの元学区や学校に行かせていただく予定です。一年生も昔遊びを教えていただくのを今から楽しみにしています。
これらの学習で大切にしたいことは、地域の方々の真剣で、あたたかい心を未来へと「つなぐ」ことです。子どもたちがやがて大人になった時、今度は地域の子どもたちのために、歴史や伝統文化や祭りを熱く語ってほしいのです。
これは、日々、地域の皆様から「お世話になったことは、お世話で返す。」「あたたかいそして、時には厳しさのあるつながりの中で、豊かな人間性が育つ」と、教えていただいているからです。そんな心意気を子どもたちの手で未来へとつないでいってほしいと願っています。
松原通界隈活性化活動プロジェクト
松原通り界隈の活性化のために四年前よりプロジェクトを立ち上げられました。一年生の洛央鉾の引き初めは、因幡薬師堂前からスタートとして松原通りを少し通ります。二年生が因幡薬師堂前で「つくし」を踊ります。
また、今年も四年生がプロジェクトの方々の案内で松原通りを歩きながら歴史や名所を学ばせていただきました。子どもたちは松原通り界隈のすばらしさを実感し「自分たちも、活性化のためにできることはないか。」と、意見を出し合いました。プロジェクトの皆様や洛央風の会の皆様にもご協力いただき、四年生が素敵な行燈を制作することができました。
十六日には、因幡薬師堂前で行燈に火を灯していただけます。どうぞおうちの方と一緒にお出かけいただき、日和神楽をお迎えいただきますようお願いいたします。
扇 (おうぎ)
扇の語源は「あふぎ(あおぎ)」扇ぐものということです。風を起こすためだけでなく、日本の儀式やお祭り・芸能には欠かせない存在となっています。
形も「浮折」「中啓」「雪洞」・・
特に閉じても先が開いたままの「中啓」は「末広」と呼ばれ、やがて扇全体もそう呼ばれるようになってきました。「末広」・・行く末が栄え、広がっていきますようにとの願いを託したものです。 扇げば幸せが広がるのですね。祇園祭も様々な場面で登場してくる扇。扇げば扇ぐほど、幸せを、洛央学区全体に、そして京都全体に広げているのではないでしょうか。校長 森 江里子