心と心をつなぐこと 〜校長室の窓から〜
- 公開日
- 2013/07/04
- 更新日
- 2013/07/04
学校の様子
祇園祭の七月
四条通界隈は祇園祭の色に染まる七月。本年度も、長刀鉾・鶏鉾・月鉾・岩戸山・船鉾の保存会にお願いして、例年通り児童が曳初めを経験させていただけることになりました。保存会の皆様ありがとうございます。岩戸山では曳初めの後に、二・三年生の児童が山の周囲で踊りを披露させていただきます。(十三日三時ごろより曳初め)お時間のある方はぜひご覧ください。また、五年生児童が、先の五つの山鉾に加え、函谷鉾、綾傘鉾、四条傘鉾、保昌山、郭巨山、伯牙山、芦刈山、油天神山、木賊山、太子山、白楽天山をあわせた校区内十六の山鉾保存会にお世話になり、「総合的な学習」の一環として「山鉾の由来」や「保存会の方々の祭りとのかかわり」等についてお話を伺い、学習させていただく予定です。これらの学習の成果は来年二月に行う「ふれあい 語りあい 学びあい」の機会に発表します。
本校では、以前より祇園祭に加え、全学年を通して「昔の遊び」「昔の学校や学区の様子」「地域の伝統産業」など地域を題材にした学習を進めています。三年生は、それぞれの元学区や学校に行かせていただく予定です。一年生や二年生も昔遊びを教えていただくのを今から楽しみにしています。これらの学習を通して、子どもたちが暮らす地域をよく知り、その素晴らしさに気づき、地域を愛する心を育てていきたいと考えています。そして、大事なことは子どもたちが地域の方々とのふれあいを通して心と心をつなぐことだと考えています。地域を誇りに思い、大人になった時、今度は地域や学校に何らかの形で関わって欲しいと願っています。
松原通界隈活性化活動プロジェクト
松原通り界隈の活性化のために昨年度よりプロジェクトを立ち上げられました。本年度より洛央小学校の子どもたちも参加させていただくことになりました。早速、四年生がプロジェクトの方々の案内で松原通りを歩きながら歴史や名所を学ばせていただきました。子どもたちは松原通り界隈のすばらしさを実感し「松原通り界隈をもっとたくさんの人にも好きになってもらいたい。」「自分たちもできることはないか。」と、意見を出し合うことができました。これも子どもたちが地域の方々との心と心がつながりを実感したからだと思います。
二十七日には、下京区区長様、下京区役所、洛央風の会の皆様にもご協力いただき、四年生が素敵な行燈を制作することができました。また、プロジェクトの皆様のご努力で、宵山の十六日に因幡薬師堂の前に飾っていただけることになりました。紋付袴形式の狂言も上演されるそうです。どうぞおうちの方と一緒にお出かけいただき、日和神楽をお迎えいただきますようお願いいたします。
心と心をつなぐために
心と心のつながりを大切にすることを考える時、千利休の茶の精神「和敬清寂」を思い出します。
和・・人や自然との和を尊ぶ
敬・・すべてのものや人を敬う
清・・一点の曇りもない清い心とたたずまい
寂・・静かな落ち着いた心
人や自然と調和して、お互いを認め合い尊敬し合って生きること、雑念を手放し、何事にも動じない心をもつこと、これは家庭や学校教育の根本だと言えると思います。これからも洛央小学校の子どもたちが豊かに、落ち着きのある子どもたちに育っていきますよう、私たち大人がこの精神を忘れないようにしていきたいと思っています。校長 森 江里子