地球は一つの大家族 〜校長室の窓から〜
- 公開日
- 2013/05/31
- 更新日
- 2013/05/31
学校の様子
初夏の日差しが若葉を照らしています。六月は環境月間です。本校では、様々な場面で環境教育に取り組んでいますが、毎週火曜日の朝に、ペットボトルの蓋や紙パック、電池等を集めています。このように実践を通して環境の大切さを学ぶことと並んで、もうひとつ環境教育の大きな役割があります。それは、今、自分たちが暮らしている地球の自然環境はこわされつつあるとはいえ、この状態をできるだけ長く後世に残していこうという意識を高めることです。本校では、「おもしろサイエンス」の中でも植物採集や観察をしています。本年度は御所周辺にも行ってみたいと考えています。また、さまざまな機会をとらえて動植物と接する場面をつくっています。これは子どもたちに、今暮らしている自然環境の大切さを感じ取ってほしいと考え行っている取組です。つまり、自分たちが子ども時代に感じた美しい自然環境を自分が大人になった時にも残しておきたいと考えられる人に育ってほしいと考えているのです。
このような学習は地球的規模で考えることが必要です。そのために朝会で紹介したいのが、セヴァン・スズキさんのすばらしいスピーチです。セヴァン・スズキさんは、日系カナダ人の環境活動家で、著名な生物学者の父デヴィット・スズキさんとともに長年、環境保護活動に取り組んでいます。今から二十年以上も前の一九九二年、十二歳のセヴァンさんは、子どもたちの環境グループ“エコ”の代表として、ブラジル・リオデジャネイロで開催された国連の「地球サミット」でスピーチをしました。「この星をこれ以上壊さないで」というセヴァンさんの訴えは、会議場にいた世界のリーダーたちの心を大きく揺さぶりました。その中の一節に、
『私はまだ子どもですが、ここにいる私たちみんなが同じ大きな家族の一員であることを知っています。そうです五十億以上の人間からなる大家族であり、三千万種類以上の生物からなる大家族です。いろいろな国の政府や国境が、どんなに分け隔てをしようとも、私たち地球で生きるものたちが一つの大家族だということは、変えようがありません』
そして結びに 『私のお父さんは、いつも、「人間の価値は、何を言ったかではなく、何をしたかで決まる」と言っています』
このときのスピーチは、伝説のスピーチとして語り継がれています。小学生の子どもが世界の大人のリーダーに必死で地球について訴える姿が感動的でした。
地域の方も使った油を回収してくださっています。毎朝、道路に落ちているごみを美しく履いてくださる方もいらっしゃいます。京都のために、地球のために私たちも何か行動したいものです。
ありがとう鏡石学舎 思い出は、いつまでも
大変残念なことですが、諸事情で、この度鏡石学舎がやむなく売却されることになりました。有隣財団の大野様より寄贈された鏡石学舎では、有隣小学校、洛央小学校の子どもたちが自然の中で遊んだり野外での食事を楽しんだりしてきました。また、洛央ではデーキャンプを通して、有隣財団の皆様や洛央PTAの皆様方のお世話になり、たくさんの思い出をプレゼントしていただきました。
六月の朝会で鏡石学舎お別れ会をする予定です。寂しいことですが、有隣財団の阪上理事長、有隣自治連山田会長をはじめ皆様方のご努力で、すべて洛央小学校の子どもたちの教育や教育環境のために使う基金を設立していただくことになりました。心より感謝申し上げるとともに、子どもたちの更なる教育の向上のための基金としていきたいと考えております。校長 森 江里子