校長室の窓から〜地域とともに育つ〜
- 公開日
- 2012/02/05
- 更新日
- 2012/02/05
学校の様子
今、学校では「地域に学ぶ学習」が各学年でさかんに行われています。毎年、二月に「ふれあい 語りあい 学びあい」と題して、今までに進めてきた学習をとりまとめたり、自分たちの成長のあとを振り返ったりして、お世話になった地域の方々をお招きして発表会をしています。
今一年生は、発表会にむけて、昔遊びを大勢の地域の名人さんに教えていただいています。初めてこまをまわす子どもたちやお手玉を触る子どもたちもいます。名人さんから手作りのお手玉を持参していただき、「子どもたちの喜ぶ姿が見られて嬉しいです。」と優しい言葉をかけていただきました。
四学年は、伝統工芸に携わる方々の思いをお聞きしたり、インタビューを体験したりしました。自分たちの地域に住む方々の伝統工芸に対する熱い思いを感じることができました。
これらの学習のねらいは「地域を愛する心、地域に対する愛着心を育てる」ことです。また、学習を進めることを通して子どもたちの「問題を解決する力」「主体的に判断する力」「伝え合う力」を伸ばすことも目指しています。
最近の子どもの心配な特徴の一つに、「伝え合う力」つまりコミュニケーションの低さがあげられます。これは、自分の思いを相手に言葉で伝える機会が十分でなかったため、友達関係がうまくいかなかったり大人になってもまわりの環境になじめなかったりすることです。
洛央という地域はこのように言われている社会とは少し違う一面をもっていると思います。洛央の子どもたちは、様々な行事を通して、地域の方や保護者の方と接する機会が多く、地域の中で育てていただいているからです。
今回の発表会も地域の皆様のお力をおかりして、「人と人とが直に接することの大切さ」を学ぶ経験をさせていただきます。なかでも、六年生は「ようこそ 六年子どもサミット」〜理想の洛央校区〜ということをテーマに、洛央校区を誰にとっても優しい街にするために自分たちができることは何かを語りあいます。子どもたちの力のこもった語り合い,学び合いを楽しみにしてください。
お忙しい中、無理なお願いを快く聞いていただき学習にご協力いただいている皆様にこの場をかりて心よりお礼申し上げますとともに、子どもたちがこの地域を大切にしてくれることを願っています。
結びに
「縁」えにし
という言葉があります。この「縁」という言葉は、もとは、織物のへり飾りの部分を表す言葉だそうです。やがてそこから生じた人と人のめぐり合わせや結びつきも指すようになったそうです。
縦横に糸がめぐらされ、複雑に織りあげられていく織物・・。「教育」も縁が織りなす織物のように思います。縁の糸を手繰り寄せたり結んだりしながら、愛情こめて育てていくものであるからです。そして、たくさんの人の縁の糸が織りなす織物ほど美しい輝きを放つと思います。どうぞ子どもたちにすばらしい「縁」を与えていただきますようよろしくお願いします。校長 森 江里子