雀の雛
- 公開日
- 2011/08/27
- 更新日
- 2011/08/25
校長室から
夏休み最後の日です。朝早くから陸上教室に来ていた子どたちが校長室の横で騒いでいます。しばらくして、「校長先生、すずめの雛を捕まえました。」と大事そうに両手で包みながら雀の雛を持ってきました。「かわいそうに。親とはぐれたのかな。しばらく飼ってみたいな。」と言います。「学校で飼おう。」「僕が捕まえたから僕が飼う。」という声も聞こえます。「先生、餌をとってくる。アリがいいかな。」とそれぞれにえさを探しに行きました。結局アリを取ってきました。
今までにスズメを飼っては育てきれなかった私は、「難しいよ。図書室で調べておいで。」と答えはしたものの、「生き餌の赤虫と練り餌がいるかな」と思案していました。
そのときです。どこからともなくチュンチュンとさえずる鳥の声がします。中庭に出てみると親鳥です。私が近寄っても逃げずにチュンチュンと何かを探しているようです。
さっそく子どもたちに伝えました。「親鳥が探しているから放してやろうよ。」子どもたちも納得し、そっと木の枝にとまらせてやりました。
そのあとは写真のとおりです。茂みに隠れている雛の近くには、親鳥が白いパンくずのようなものを口にくわえてやってきていました。
何者をも恐れずに子どもを守る親鳥の愛情を目の前にして、私たち教職員も愛情をもって教育にあたりたいと思いました。
また、かわいい雛鳥が、無事に飛び立ってくれることを子どもたちと見守りたいと思います。