学校日記

職員室訪問虫その2

公開日
2012/08/06
更新日
2012/08/06

中川校の自然

 職員室でブンブン音を立てながら,職員にまとわりつく虫。「スズメバチ?」との声もありましたが,この時期,スズメバチはしつこく人にまとわりつくことはありませんし,もっと静かに飛びます。誰しもがスズメバチと間違える「アカウシアブ」です。山へ入れば,しつこくまとわりついてきたり,クルマに止まりに来たりするのをご存じの方もおられるでしょう。もっとも,彼らはスズメバチに擬態(ベイツ型擬態)して敵に襲われないようにしているのですから,スズメバチと間違ってくれなければ困るわけですけどね。
 山間地では,普通に見られるアブですが,やっかいなアブでもあります。人にまとわりついたりするのは明らかに吸血行為を目論んでいるからです。オスはまとわりつきませんので寄ってくるのはメスだけということになります。つまり,産卵のために,人畜の血が必要なのです。蚊と一緒ということです。兎に角,山に入れば,まとわりついてきますので,対応策を考えておく必要があります。刺される(正確には噛まれる)と電気が走ったような痛みが来ます。毒を持っていませんので,蚊と同じような症状で治まりますが,アレルギー反応を起こしやすい方には病院に行くことをお勧めします。
 下の写真をご覧ください。左は頭部です。左右の複眼の間に隙間があります(黄円に内)。これはアブのメスに共通性のある特徴です。オスは左右の複眼が接していますので,離れてる=メスととらえてください。
 また,右の写真ですが,黄円内にのびている棍棒ようのものは後ろ翅が変化したものです。以前,シロスジナガハナアブの時にお話ししたものです。