学校日記

あづさい(集真藍)

公開日
2012/07/26
更新日
2012/07/26

中川校の自然

 あづさい(集真藍)て何のこと?今の名前で紫陽花(アジサイ)のことです。小さな藍色の花,真藍(さあい)が集まっている花という意味になます。「集真藍」という漢字を使っていたわけではありませんし,「紫陽花」は中国の似たような花を間違ったまま使ってしまったことによるものなのです。結局の所,音の「あづさい」が「あじさい」に変化し,漢字は「紫陽花」を広く使うようになってしまったというところでしょうか。
 アジサイは日本固有種でしたが,ドイツのシーボルトが秘密裏に持ち出したことで,ヨーロッパで品種改良が重ねられて,逆に日本に輸入されるようになりました。シーボルトは日本の妻,楠本滝さんに因んで「オタキサン」という名前を含ませています。残念ながら広まることがなかったようです。
 さて,アジサイといえば,梅雨の花。中川では,梅雨の後半から咲き始めます。ところで,アジサイはたくさんの花が集まってできていると言いますが,どれが花びらかご存じですか。青やら赤やら遠くから見えているのは花びらではありません。装飾花といってガクが変化したものです。下の写真の黄枠の中の小さいものが花びらです。黄枠内には,オシベが8本,メシベが2本,青い花びらが4枚写っていることが分かりますね。ガクが目立って花びらが目立たない不思議な花の一つです。