文化財教室 「八橋図屏風」尾形光琳 複製
- 公開日
- 2011/10/03
- 更新日
- 2011/10/03
校長室から
本日,金閣小学校で6年生を対象に文化財教室を行いました。
今日は,京都文化協会のみなさんに江戸時代の絵師「尾形光琳」作「八橋図屏風」六曲一双「メトロポリタン美術館所蔵」の高精細複製を持ってきたいただきました。
この「八橋図屏風」は原本を忠実に再現したレプリカでありながら,非常に高度な伝統工芸の技と,最新の先端デジタル技術を駆使して制作されたものです。
京都国立博物館の研究員さんや文化財ソムリエさんに屏風の楽しみ方を教えてもらいました。
伊勢物語に登場する,在原業平が、かきつばたという五文字を句の上に置いて歌を読めといわれて、読んだ歌。
「から衣 きつつなれにし つましあれば はるばるきぬる たびをしぞ思ふ」
を,題材に第九段「八橋」の場面を描いた作品で,琳派最大の巨匠のひとり尾形光琳が50代前半頃に手がけたとされる晩年期の重要な作品とされています。
この屏風の特徴である屈折した八橋とかきつばたの構図について,屏風を平たくして見た時と折り曲げてみた時の違いについて教えて頂きました。
屏風を折り曲げると屈折した橋に奥行きが見られ,さながら「3D」映像を見ているようでした。
もしかしたら,平面から奥行きを感じさせる3次元の立体映像を意識して作っていたのかもしれません。
実物をこんなに間近で見たり触れたりすることは決してできませんが,レプリカとはいえすばらしい作品を間近で見せて頂き,本当にありがとうございました。