「はきものをそろえる」続編
- 公開日
- 2009/12/09
- 更新日
- 2009/12/09
校長室から
「はきものをそろえる」
藤本幸邦
はきものをそろえると心もそろう
心がそろうとはきものもそろう
ぬぐときにそろえておくと
はくときに心がみだれない
だれかがみだしておいたら
だまってそろえておいてあげよう
そうすればきっと
世界中の人の心も
そろうでしょう
この詩を書いたのは藤本幸邦さんという和尚さんで戦争で親を亡くした子どもたちのために養護施設を開き,たくさんの子どもたちを育ててきた方です。
「そろえる(揃える)」という言葉を辞書で引くと「一カ所に集める」「整える」「必要なものを全部備える」等の意味が出てきます。
「はきものをそろえると心もそろう」つまり,はきものを揃えるということは,心を一カ所に集める,心を整える,必要なもの,気持ちを含めてすべて備える,準備するということなのでしょう。例えば,登校し靴を揃えてから教室に向かうということは,これから始まる学習への構えをもち,散らばっていた気持ちを整えて学習を始めるという意味をもつのではないかと思うのです。
「ぬぐときにそろえておくとはくときに心がみだれない」例えばドッジボールをして帰るとき,靴が揃えてあるのとないのではどんな違いがあるでしょう。ルールを守って元気よく楽しくスポーツをした後,帰るとき靴が揃えてあればそのすがすがしく整った気持ちが失われることなく次につながっていきます。
「だれかがみだしておいたらだまってそろえておいてあげよう」
この一節もとても大切なことを私たちに教えてくれています。自分の靴が揃っているだけでは不十分です。学級の靴箱の靴が全部揃っていたら,学校中の靴箱の靴が全部揃っていたらどんなに素敵でしょう。待鳳小学校の子どもたちの気持ちが揃い,整うということですから。
まず,気がついた人が靴をそろえましょう。もしかしたらまねをする友だちが現れるかもしれませんね。靴を揃えることに気づく友だちも増えるかもしれません。
靴を揃えるということは,本当に小さなことかもしれませんが,大切なことだと思います。