京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/04/25
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令和6年度入学式は令和6年4月10日(水)に行います。ご予定ください。

大文字駅伝出場!

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 14日(日),「嵐」の予報が出るなどして天候が心配されましたが,スタート時には雨も上がり,予定通り『大文字駅伝大会』が行われました。
 3年連続の出場を果たした今年の6年生・・・先輩達に追いつけ追い越せと,練習の成果を発揮するべく精一杯頑張りました。順位としての結果は「44位」で,納得・満足のいくものではなかったかもしれませんが,本校出身のOG・上田藍さんからのビデオレターで流れたように,今日「存分に力を出し切り満足できた人」も「悔しい思いが強い人」も,大切なのは,「その結果をどう受け止め,どう次に生かしていくかということ」だと思います。友達や家族,指導してくださった先生方への感謝の気持ちを忘れず,これからを大切に歩んでもらいたいです。そして,今日の,今日までの頑張りを後輩達に言葉で,態度で伝えてほしいと思います。
 本当によく頑張りました。お疲れ様!

上賀茂っ子の底力!?

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 晴天の下,新しいコースでのマラソン大会を終え,満足感・安堵感・悔しさなど,いろんな表情でスタート地点に戻ってきた子ども達。高学年では7〜8km,低学年でも3kmも走っているので,さぞや疲れたことだろうと,その後が心配になり,観察してみることにしました。
 昼休み・・・疲れて休憩でもしているのかと思いきや,「ロング昼休み」ということもあって,いつも以上に運動場が賑わい,ボール遊びや鬼ごっこなど,所狭しと動き回り,遊びまくっていました。どうやらマラソン大会とは“別腹”だったようです。
 これでは午後からの授業が心配と,全教室を回りました。マラソン大会や昨日の学習発表会のふりかえり作文を書いているクラス,図工に取り組んでいるクラスもありましたが,一番多かったのが,ナント「算数」でした。だれたり眠りこけたりしてはいないかな?・・・私の心配をよそに,子ども達は真剣に先生の話を聴いたり課題に向き合ったりしていました。テストをしているクラスもありましたが,直前まで点検に余念が無かったり,1問1問に集中して取り組んだりしていました。
 マラソン大会の頑張りにも頼もしさを感じましたが,それと同じぐらい,いやそれ以上に,しっかりと切り替えができて集中できる姿に感動しました。改めて,こんな素晴らしい素材をもっと育てたいと思いました。
 今後も,全教職員で知恵やアイデアを出し合って,普段の授業はもちろん,行事や取組の中でも,いろいろに仕組み,仕掛けていきたいと思います。どうぞ,引き続きご理解・ご協力をいただくと共に,ご支援賜りますようお願い申し上げます。
 2日も続けて,上賀茂っ子のステキな底力を見せてもらい,とても嬉しくなりました!

こんな活躍も・・・

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 先週11月28日の土曜日,東京工業大学で「第6回全国少年少女チャレンジ創造コンテスト全国大会」という会が開催されました。参加660チームの中から,地区予選を勝ち抜いた60チームが集まって,いろいろな仕掛けが用意された「からくりパフォーマンス・カー」の技とプレゼンを発表し合うというものです。
 その全国大会に,「京(みやこ)モノづくり隊」というチームに所属している本校6年生の永澤維彩さんが出場したのです。市内の他の2校の仲間と3人で力と心を合わせてパフォーマンスとプレゼンを行いました。永澤さんは主にプレゼンを担当し,広い体育館に集まった数百人と15人ほどの審査員の前で,物怖じせず堂々と発表していました。
 結果,予選を勝ち抜いて,20チームによる決勝ラウンドに進むことができ,その中でも,「事前及び当日の投票によるポイント獲得数が1番多かった」ということで『優秀賞』に選ばれ,銀メダルをもらいました!
 モノづくりに強く深い関心や興味があるからこそ製作に取り組み続けることができたわけで,また,たった1分間のプレゼンでも,しっかりと分かりやすくPRを伝えることができたのだと思います。
 また新たに「主体的に取り組む」ことの力強さと大切さを学びました。永澤さんには,今回の経験をこれからの生活や学習,生き方に活かしていってもらいたいと思います。
 本当におめでとう!よく頑張りました。

人権朝会

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 明日から始まる12月が『人権月間』ということで,人権についてお話ししました。
 世界人権宣言(1948年12月10日)を記念して,12月にはいろいろな人権の取組が行われることや「自由」「平等」の意味,そして世の中に「たったひとり」の自分をとにかく大事にすること,いろんな「違い」を認めて,自分の周りの「ひとりひとり」も大事にすることが大切であることをお話ししました。
 最後に,先日の人権啓発の参観日に行った社会科や道徳,総合的な学習,学活などで学んだり考えたりしたことと結びつけ,機会を捉えて引き続き考えたり話し合ったりしてもらいたいと伝えました。
 ご家庭でも,身近な話題で子ども達と一緒に考える機会をつくってみてください。

大文字駅伝本選出場!

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 19日(木),鷹峯小学校のグランドで,大文字駅伝大会の支部予選会が開催されました。出場枠「2」という厳しい条件に6年生がチャレンジしました。
 初めにリザーブの選手によるオープンレースが行われました。なんと・・・男子1位,女子2位・3位という好成績!予選会出場者との力の差が無いことを実感すると共に,予選会への期待を一層高めてくれました。
 そんな中,予選会がスタートしました。2チーム・16名が参加しました。とても辛そうな表情で走る子もいましたが,全員目に力があり,「あきらめない」気持ちがひしひしと伝わってきました。予選突破を目標とするAチームは,3位をキープ。練習の成果・実力の高さを大いに発揮してくれたわけですが,逆に「最も悔しい思い」をさせてしまうのかなと心配をしていました。そして,「3位」のままアンカーとなりました。
 なんと・・・アンカーで逆転「2位」!嬉しいことに,私の心配は杞憂に終わりました。「あきらめない気持ち」で襷をつないだ7人,仲間の頑張りに見事応えてくれたアンカー,その結束力に感動しました。
 「2位」・・・本選出場というご褒美ももちろん嬉しいのですが,何よりも,苦しくても頑張りぬいた練習を糧に,自分を信じ,仲間を信じて走りぬいた8人・16人・20人に心から拍手を送りたいと思います。おめでとう!本当によく頑張りました。
 寒い中,応援に駆けつけてくださった保護者の皆様,本当にありがとうございました。子ども達の素晴らしい頑張りを思いっきり褒めてあげてください。
 本選出場・・・この勝ち取ったチャンスに向けて,もう一度学年・学校が1つになって,『チーム上賀茂』として頑張り,子ども達に冬の都大路や大好きな賀茂川(鴨川)の河川敷を思う存分楽しく走らせてやりたいと思います。どうぞ引き続き,応援やご協力をお願いいたします。

「気付き」を大切に・・・。

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 1年生が,体育科の授業で「おきかえリレー」という種目に挑戦しています。

 「勝つこと」が最大の目標であり,「自分の活躍がチームの勝利に結びつく満足感」や「自分が力不足であったり力を出し切れなかったりしても,チームの力で勝つことができるという絆感」を味わうことのできる種目です。
 バトンリレーしか指導した経験の無い私にとって,「おきかえリレー」というものは大変刺激的で,担任の先生方のたくさんの苦労をよそに,とても楽しんで関わることができました。「個性の強い子どもが多い」「支援・配慮を必要とする子どもが多い」という実態との兼ね合いの中で,学年で『場』や『グッズ』『進め方』などを考えに考えて進めてくれていました。
 いざ始まると,案の定子ども達は「勝つこと」に必死!決められたルールが・・・?負けた時には,チームの仲間への言動が・・・?
 こんな時どうすればよいのでしょう?ルールをより厳しくして,例えば『罰則』を用意する?不適切な言動には個人的に厳しく指導する?
 これでは,何のために体育の授業をしているのか分かりません。子どもは育たない,自立できません。大切なことは,『子どもの気付き』なのです。算数等でよく「間違った時こそが正しいことをしっかり身に付けるチャンス!」と言ったりしますが,体育でも同じだと思います。リレーやボールゲームなどでは,『チーム』というものを背負っていますので,算数のように容易くはありませんが,それでもやはり「負けた時」を大切にしなければいけないと思います。
 負けた時に,「なぜ負けたのか」「何が原因なのか」「どうすれば勝てたのか」「次の時にはどんなことに気を付ければよいのか」・・・仲間を非難したり,自分を責めたりするのではなく,『次』に向けての気付きを出し合い,すがるような気持ちでひとつひとつやってみる。「だめ」が続くことがあっても繰り返し繰り返し・・・その過程で子どもは,子ども達は育ち,育ち合っていくのではないでしょうか?
 指導者がどんな視点で見取り,「何に気付かせるのか」「気付きにどうアプローチさせるのか」もとても大切になってくると思います。
 これからの1年生の体育がますます楽しみになってきました。ちなみに,今日の1−4の授業では,「負けても 人のせいにせず 仲良く運動し リレー遊びを楽しむ」という“心に訴えかける”「ねらい」となっていました。

『学校のリーダー』

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 週明け月曜日の昼休みに,今年度初めての『たてわり遊び』がありました。
 ドッヂボールや様々な鬼ごっご等,広い運動場・体育館を所狭しと笑顔が走り回っていました。蒸し暑い日の給食直後に,「よくもまぁ走り回ったりするなぁ」と感心しながら見学していました。子ども達は,どうやら暑さなんておかまい無し・・・ブルブルと汗をかいていました。(中には,ひたすら物陰に隠れるだけの子もいたようですが・・・)
 ドッヂボールのように場所を固定して遊ぶものと,鬼ごっこのように動き回るものが混在するので,激突の危険性は多々あります。実際「ヒヤッとする」場面をいくつも見かけました。でも,ほとんどの場合,身のこなし軽く上手にかわしていくのです。また,かわしそこねてこけざるをえなくなった場面でも,手を上手に使って,被害を最小限にとどめるこけ方をしていました。
 近年,運動能力の低下がクローズアップされ,実際,「なんでそんなことでそんな大きなケガになる!?」という場面もたくさん見てきました。これは,学校の体育の時間だけで解決できるものではありません。まさに,経験が“ものを言う”のです。広い場所をたくさん駆け回り,何回もこけたりぶつかったりして,「小さなけが」をどれだけ経験しているかが大事なのです。
 その意味で,今日のたてわり遊びを見せてもらって安心しました。とてもたくましく,頼もしかったです。
 とは言っても,1年生から6年生が一緒に遊ぶわけですから,何か工夫しないと,大きな学年の子が小さな学年の子にケガをさせてしまうことは想定内です。そこで『相談』の必要性が生まれるのです。当然,中心になるのは最高学年である6年生です。
 事前にも相談の時間はあったのでしょうが,実際にやってみると,予想していなかった問題も出てくるようです。今日の遊びの中でも『ミニ相談タイム』を取っているグループも見かけました。相談のテーマは,「どうすれば,もっとみんなが楽しめるか」です。1年生と6年生の「差」を埋めきることは容易いことではありません。「6年生が1〜5年生のことを思いやっ考えることができるか」が,大きな大きなポイントとなります。
 その意味でも,今日のたてわり遊びを見せてもらって,またまた安心しました。6年生のしっかりとした自覚と他を思いやる広い優しさを見取ることができたからです。
 こんな素晴らしい6年生を『学校のリーダー』として,これからもたくさんのたてわり行事を進めていきたいと思います。たくましく,優しく,頼もしい6年生,これからもよろしくね。
 

自分学びを・・・

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 6年生が図書館を活用していました。資料的な書物を手にしている子も多かったので,社会科(歴史)の調べ学習でもしているのかと思い,尋ねてみると,「総合的な学習で,自分がめあてにしていることについて調べている」とのことでした。見ると,テーブルの上にタブレットを置いてある子もいました。「自分の調べたいこと」が書いてあるノート・関連図書,そしてタブレットと,机上に“3点セット”が揃っていました。
 各自のめあてに向けて,アプローチの仕方も受け取り方も一人一人違うでしょうし,まとめ方や発信の仕方も違ってくることでしょう。
 まさに,「教えてもらう」のではなく,自分の興味や関心に乗っかって,自らが進めて行く「自分学び」の学習となります。子ども達の『主体性』が問われる分,指導者も提示の仕方や支援の在り方等,力量を高めていかなければなりません。

大事なことは・・・

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 3年生が算数で「60÷3」の計算の仕方を学習していました。
 2年生で習った「かけ算の九九」や「ひとけたのわり算」をアイテムにして,いろいろ考えていました。かなりたくさんの児童が,早くに「20」という答えを導き出していたのですが,さて『計算の仕方』となると・・・???・・・とても難しい顔になってしまいました。自分達の“アイテム”が思うように役に立たないのです。ほとんど答えは出ているのに,「なんでそうなるの?」とか「どうしてその答えが出てきたのか説明してごらん」とか言われてしまうと,途端に『すごく難しい問題』に大変身!してしまうようでした。3クラスとも,担任がいろいろと知恵を絞ったようで,それぞれに違ったアプローチをしていました。それでも子ども達は・・・???・・・。
 担任泣かせの“意地悪な単元”だなぁと思いつつも,「何が大事か」「何を大事にするべきか」を大いに考えさせられました。
 ほんの数人の“分かった風”の子ども達の考え方を見たりきいたりして,多くの子が「分かった」と勘違いし,ノートに「今日○○ができるようになって良かったです」とまとめてしまう。後日,テストなどで自分の力を試されたときなどは,全く力が発揮できない。自分も担任の時にそんな子どもを何人も見過ごしてきたように反省させられます。
 本当に大事なことは,子ども達一人一人に「今,自分はどこまで分かっているのか」「分かっていない所・つまずきはどこなのか」を意識・自覚させることだと思います。そのためにも,教師の「分からせたい」ビームばかりの授業ではなく,子ども達一人一人が算数的活動の中でいろいろに活躍でき,自分の考えのプロセス,まちがいやつまずきが,ノートに消されることなく残っているような,時間がかかっても,学習の,単元の終わりには,心の底から,自信をもって「分かった」と言えるような学習を積み上げていきたいと思いました。

言葉の力

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 本校の読書活動の実践が評価され,ふたつも表彰されました。とても嬉しいことです。
 その表彰式に,どちらも参加させていただき,谷川俊太郎さん・浅田次郎さんという,二人の著名な作家のお話を伺う機会に恵まれましたので,私の心に強く残ったことを中心にお伝えさせていただきます。
 谷川俊太郎さんのお話の中では,「言葉は生きている」という言葉が心に残りました。「最近の若者は,言葉が乱れている」とよく言われますが,『言葉の乱れ』なんていうものは,大昔から言われていることで,エジプトのピラミッドの碑文(何千年も前のもの)にも『言葉の乱れ』を嘆く一文が入っているのだそうです。なぜか・・・。それは,言葉が生きていて,自然な形で常に変化する,多様性をもっているからだそうです。だから,初めのうちは仲間内でしか使わない(伝わらない)言葉も,たくさんの人が使うようになると“市民権”を得て認められ,辞書に掲載されたりもするようになるのです。ちなみに,谷川さんと中学生のトークの中で,『ガチ目』という言葉が出てきました。典型的な“若者言葉”だと思ったのですが,いずれ辞書にその意味が掲載されるかもしれません。それが言葉の面白さであり,力なのだということでした。
 また,いくつかの詩の紹介もあり,詩は「理解しよう・させよう」としたのではだめ!言葉を,言葉の豊かさを「味わう」ものであるというお話もあり,小学校の授業風景が目に浮かび,反省させられました。詩は,時間軸をぶった切った断面,言わば“瞬間芸”みたいなものなので,「音韻」や「リズム」「ノンセンス」をあくまで『味わう』ことを楽しむように・・・というお話でした。
 東京でお聞きした「読むこと書くこと」をテーマにした浅田次郎さんのお話も,大変興味深いものでした。
 日本語の表現というのは,短歌や俳句でよく知られているように,「いかにして少ない言葉で,いかにして大きな世界を表現できるか」ということを大事にしてきたのだそうです。ところが,ワープロやパソコンなどが入ってきたことにより,やたら表現が冗長になってきているのだそうです。手書きの時代では,「長編」と言われるものでも400字×400枚ぐらいだったのが,最近では500枚・1000枚は当たり前になってきているのだそうです。だから,「言葉の力」を感じたいのであれば,手書き時分の作品を手にする方がよいとのことでした。
 また,日本は,世界でも有数の「識字率の高い国」なのだそうです。幕末から明治にかけて一気に文明開化・改革が全国に行き渡ったのも,「書いてあること」が分かる人間が多かったからであろうと考えられているそうです。活字から得る情報量は,いくら映像が主となるデジタルな時代になったとはいえ,圧倒的に多いので,大切にしなければならないとのことでした。ちなみに,この春映画が公開となった「王妃の館」(水谷豊主演)は,2時間ほどの映画になっていますが,実は400字×1000枚の長編なのだそうです。だから,テレビやネットで映像だけを見て,「全てを知り得た」と思うのは間違いで,あくまでも「目次」を見たに過ぎないので,やはり文字(書物)でしっかり情報を得なければならないということでした。
 最後に忠告されました。「読書をしなさい」が「勉強しなさい」みたいになっていると,子どもは絶対「読書好き」にはならない。読書は,あくまでも「娯楽」であるということを再認識してください,とのことでした。学校でも家庭でも,気をつけたいものですね。
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