最新更新日:2024/11/01 | |
本日:232
昨日:444 総数:2394135 |
「宇宙ユニットシンポジウム」で本校の2年生3名が発表
2月9日(土)、京都大学で開催された「第12回 宇宙ユニットシンポジウム 人類は宇宙社会をつくれるか?―宇宙教育を通じた挑戦」にて、本校の2年生3名がポスター発表をおこないました。
3名のそれぞれの発表タイトルは「宇宙の距離はしご―球状星団M3の距離推定から―」、「エウロパの表面氷のサンプルリターン機構の開発」、「ダークマターのモデルシミュレーションの開発」でした。探究基礎の授業や研究発表会を通じて進めてきたことを発表しました。 生徒は、小学生から宇宙の専門家まで、様々なバックグラウンドを持った人々と交流しました。多くの質問やコメントをもらい、充実した時間を過ごせたようでした。 ポスター発表の審査の結果、ユニット長賞と宇宙飛行士賞を受賞しました。 この発表会をきっかけにして、自分の探究したいことをさらに突き詰めていってほしいと思います。 (上)ポスター発表会の様子 (中・下)表彰式の様子 SSH重点枠ドイツ海外研修事前学習3
本校は2019年3月6日から12日の日程でSSH重点枠ドイツ海外研修を実施します。
このプログラムでは、ドイツの学校教育の中で長年技術系教材として用いられてきた「fischertechnik」を利用して空間認識力、創造力、論理的思考能力などの育成を目指したワークショップに参加することが中心となります。 日々「fischertechnik」に触れることで設計図が無くても自由な発想で作成することができるようになってきました。 さて、今回はこれまで学んできた内容を、現地でお世話になるカールスルーエ教育大学のRalph Hansmann先生と岐阜大学の河崎哲嗣准教授、また事前学習でこれまでお世話になった岐阜大学の加藤浩行さんに伝えるため遠隔会議システムzoomを使った多地点同時中継を行いました。 残念ながらRalph Hansmann先生は多忙の為参加していただくことはできませんでしたが、河崎先生、加藤さんとは私たちが学習してきた内容を共有することができ、また現地でどうすべきかについて助言をいただくことができました。 今後はドイツ海外研修を有意義なものにしていくことはもちろん、遠隔会議システムを利用して国内・海外問わず様々な機関と積極的に交流していきたいと考えています。 チャレンジ!!
昨日21日、京都府公立高校前期選抜の合格発表がありました。
合格されたみなさんは、チャレンジした自分自身を褒め、そして、新たな新しい自分を成長させる目標をすぐに設定してください。近い未来、そして遠い未来をも見通した目標を立てましょう。 結果が残念に終わったみなさん、同じくチャレンジした自分自身を褒め、誇りに思ってください。今回のチャレンジ精神は、必ず将来の大きな選択すべき時に、あなたの背中を押す原動力となります。自信を持ってください。そして、目標に向かって、中期選抜にもチャレンジしてください。 例年お伝えしているとおり、本校は、中期選抜で合格してきたみなさんを、最大限の敬意をもってお迎えします。これからチャレンジするみなさんのご健闘を心からお祈りしております。 私は自分にエネルギーを蓄えようとするときに、よく聴く歌があります。WANIMAの「やってみよう」です。その詞の中に、このような表現があります。 踏み出そう よじ登ろう 高い山ほど 絶景が待ってるから 遠回りの道を 選んでみよう 険しい峠には 何かがあるさ みなさんの次の目標は何ですか? 学校長 谷内 秀一 コミュニティカレッジ開催のお知らせ
今年度5回目のコミュニティカレッジ開催のお知らせです。
このページの右下のリンク「堀川高校HP」をクリックして、コミュニティカレッジの項目をご覧ください。 日 時:平成31年3月9日(土)14:00〜16:00 場 所:堀川高校 北館2階 授業研究室 講演者:岸本 久美子 氏(京都市立堀川高等学校 非常勤講師) 講演題:源氏物語特別講座 「柏木 ―悲劇の貴公子」 【講演会のお知らせ】 ← 詳細はこちらをクリック! SSH重点枠ドイツ海外研修事前学習2
本校は2019年3月6日から12日の日程でSSH重点枠ドイツ海外研修を実施します。
このプログラムでは、ドイツの学校教育の中で長年技術系教材として用いられてきた「fischertechnik」を利用して空間認識力、創造力、論理的思考能力などの育成を目指したワークショップに参加することが中心となります。 前回の事前学習以降、「fischertechnik」の使い方に慣れるため時間をみつけては色々作成し、ずいぶん習熟が深まってきています。 今回の事前学習では、再び岐阜大学の加藤浩行さんにきていただき、まずはペーパークラフトでスライダ・クランク機構を作成し、回転運動と単振動について学習しました。 その後、「fischertechnik」を用いて単振動を作り出す模型を作成しました。 複雑なモデルを作成すると全体がすぐに大型化してしまいます。小型化する方法やよりよいモデルを作成するために試行錯誤していました。 カールスルーエ教育大学でのワークショップでは自分たちで課題を設定し、その解決のために「fischertechnik」を使えるレベルまで高めたいと考えています。 適応マラソンを実施しました
2月8日(金)、適応マラソンを実施しました。
コースは鴨川河川敷(葵橋から西賀茂橋の間)の、男子約14km、女子約11kmです。曇りがちの寒い朝でしたが、集まった1、2年生たちは入念に準備運動をした後、男子は9:30、女子は9:40分にスタートしていきました。 長距離を走ることで健康の保持増進を図るとともに、自己の能力に応じて設定した目標(記録)に向かって力を発揮することを目的としている行事です。 走り終えた後は、みんな笑顔を見せてくれていたのが印象的でした。 大会の記録は集約ができましたら改めて報告する予定です。 (写真上)男子スタート直後 (写真中)女子スタート直後 (写真下)走行中 Imagine
缶コーヒーの「世界は誰かの仕事でできている」(つながっている篇)というCMを見て、とても感動した、と同時にとても清々しい思いになった。
こんな場面だ。 幹線道路の工事をしている二人が休憩時間に缶コーヒーを飲みながらの会話から始まる。スマートフォンを見ながら、「便利になったよな。」「ん?」「スマホアプリだよ。創ったやつすげぇな。」 場面はスマホアプリ開発者へ。お昼ごはんで弁当を食べながら、「うまっ、この弁当企画した人、まじ神。」 場面は弁当開発者へ、「お弁当は素材が命。生産農家さまさまね。」 場面は農家へ、「野菜は鮮度やけ。運んでくれる人に感謝やね。」 場面はトラック運転手へ、「この道完成したんだ。たすかるわ。」 場面は幹線道路工事の休憩中の二人へ、通過する先ほどのトラック運転手に手を振りながら、「おっ、お客さん。」「ご安全に!」「なんか他人とは思えないっすね。」「つながってんのかもな。」 それは他者の仕事に対し「想像」を通しての「リスペクト」が根底にあるもので、頭では理解できるものではあるが、しかしながら、このサイクルは誰にでもできる当たり前のものなのかと考えてみるに、様々なしがらみを抱えているヒトの行為としては、なかなかそう簡単にはできない「想像」なのではないかと思った。他者の行為や仕事に対して行われる想像は、自分の置かれている困難さを相手の行為や仕事には見出だせずに「いいなぁ、あの人は私の抱えている困難がなくて」という羨む気持ちや妬みとなって、なかなかリスペクトには至らない。しかし、このCMの「想像」は違っている。この人たちの仕事を自分に当てはめてみたとき、これは到底自分にはなし得ない次元や技術や思いがある、それは素晴らしいという「リスペクト」へいざなう想像なのだ。妬みは時としてエネルギーとなって新しい創造を生み出すこともあるが、それはなかなか難しいものだ。 世界が求める力の一つとしてOECD(経済協力開発機構)2030教育では、「生き延びる力」を提唱し、三つの力に分類している。その中の一つに「緊張とジレンマの調整力(Reconciling tensions and dilemmas)」というのがある。平等と自由、自立性と地域利益、変革と継続性など様々な競合する需要間のバランスをうまくとろうとする力だ。現在の日本社会ではなかなかピンとこない力なのではないだろうか。地続きで国境が目の前に存在している国々と、日本のそれとは状況が違うからだ。どちらがいいとか悪いとかではなく、状況の歴史はどうにもならない条件を突きつけてくる。それをどう前向きに受け入れて、理解しようとするのか、その態度が大事なのだろう。 堀川高校における教育活動は自己実現を目指し、常に「探究活動」との間でバランスをとり、かつ一体となるべくつなげながら展開している。そしてそれは、他者への「リスペクト」を内在させる活動とならなければならない。 世界は誰かの生き方や在り方でできている。想像していこう。 学校長 谷内 秀一 チャーリー浜曰く、「君たちがいて、ボクがいる。」 |
|