最新更新日:2024/09/18 | |
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2年;人権学習
現在、全校で「人権学習」をしています。
2回目となった27日(金)、2年生は、大阪で社会の教員をされ、自身が在日3世の文 真悠先生を講師にお迎えしました。 チマチョゴリ姿の先生が入場されると、ため息とも歓声ともつかない声が上がりました。 中学生にもわかりやすい言葉で、ご自身の経歴や経験を織り交ぜながら、お話しされました。 中学生の頃手にした、歴史の参考書の記述に、国や立場が違うと全く違う記述になることに衝撃を受けて、改めて「勉強しなければ」と思い立ったそうです。 自分自身や家族、仲間が受けた差別を紹介されながら、「いろいろな取組で、今はずいぶん改善されてきたし、あからさまな差別もなくなりつつある。しかし、見えないところでは、まだまだ聞くに堪えないような誹謗中傷(他人の悪口を言ったり、悪口を言いふらして名誉を傷つけること)は、なかなかなくなりません。」と語られ、「しかし、日本も、韓国・朝鮮も、私には大切な国。そして大好きな国です。どの国にも、人を大切にする温かい『心』があります。わたしは、その橋渡しをしたい。」とおっしゃいました。 そして、最後に、「隣の人の顔を見てご覧なさい……。」「互いに笑顔でしょ。この笑顔のみんなが協力し合い、学級、学年、そして学校へと、さらに日本、世界へと広がっていけば、すばらしい世界になります。どうか笑顔で暮らせる社会を築いてください。」と結ばれました。 生徒は、ときおりうなずいたり、笑顔になったりと温かい雰囲気の中で、今日の講演会を終えました。一人ひとりを大切に、「温かい心」あふれる学校、地域にしたいものです。 写真は、チマチョゴリを着てご講演中の文 先生と生徒の様子です。 |
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