最新更新日:2017/03/24 | |
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12月は人権月間です
1948年12月10日第3回国連総会において採択された「世界人権宣言」を記念して,毎年12月10日を最終日とする1週間を「人権週間」と定め,そして12月を人権月間として記念行事や啓発活動等を行っています。
さて,先日の朝会では,人権を大切にすることについて,「ありがとう」の言葉や,相手を心配する「大丈夫?」という言葉から話をしました。言葉には,いろいろな種類の言葉があります。3年生では,学級活動の時間に「ふわふわことば」と「ちくちくことば」について考え,ロールプレイも交えながら学習し,「ふわふわことば」がいっぱいの学級にしていこうと取り組んでいる姿が見られています。 先に挙げた「ありがとう」や「大丈夫?」は,「ふわふわことば」ですね。言われた相手も心温まり,伝えた側もやさしい気持ちになり,人を大切にすることにつながります。 この2つの言葉は,とても素敵な言葉ですが,その言葉だけが表面的にやりとりされることはありませんか? 言わされた言葉,形だけの言葉では,相手の心には届きません。大切なのは,その言葉の奥底にある「感謝の気持ち」や「相手を思いやる気持ち」ではないでしょうか。心のこもった「ありがとう」が言えているか,相手を心から心配して「大丈夫?」と声をかけることができているか,自分自身の心の奥底にある気持ちを,私たち大人も,この人権週間をよい機会として振り返ってみたいと思います。 「21世紀は人権の世紀」とよく言われますが,日本社会や世界を見渡すと,まだまだ,人を見かけだけで判断し偏見で人を決めつける等人が人として大切にされていない出来事を目の当たりにします。 「人権」と言うと,ついつい難しく考えがちですが,先ずは「正しく知ること」が肝心です。そして,「関心をもつこと」が大切です。周りの大人の意識が,21世紀を担う子どもたちの人権感覚を豊かに育んでいきます。 「みんなで築こう人権の世紀 〜考えよう相手の気持ち,育てよう思いやりの心〜」 |
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