最新更新日:2024/09/26 | |
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姿の期を終えて
本日,8月末からの姿の期が終わりました。緊急事態宣言下でのスタートでしたが,各種の学校行事も工夫をしながら実施することができ,充実した教育活動を行うことができたと感じています。保護者の皆様には,感染への心配や不安な状況の中,教育活動にご理解とご協力をいただきありがとうございました。
本日の式の中で,全校生徒に向け,「自分自身をコントロールすること,時間の使い方」について話をいたしました。先日の生徒アンケート結果より,本校生徒のゲームやスマホの時間が大変な深刻な状況になっていることが分かりました。3時間以上が37%,2時間以上になると54%,さらに1時間以上になると75%の生徒がスマホやゲームに時間を使っています。ある市での調査では,スマホ・ゲームが1時間までなら学力に影響はないものの,それ以上になると,時間が長くなるほど学力が低下していることが明らかになっています。本日の式では,生徒に対して,スマホ・ゲームの時間をまず30分短縮して,自分を高めること,誰かの役に立つことに時間を使うように指導しています。ぜひ,ご家庭でもご協力していただきたいと思います。 本校では,生徒に持続可能な社会の担い手に育ってもらうために,7つの力[主体性・忍耐力・協働力・論理的思考力・自己表現力・問題解決力・創造力]の育成に努めています。このような力を育成するためには,生徒に対して適度な負荷をかけることも重要だと考えています。生徒が困らないようにあらかじめ準備することも大切ですが,準備し過ぎるのも生徒の自立の妨げになると考えています。その一環として,定期テスト範囲を生徒自身にメモをとらせること等を行っています。生徒が安心で安心して過ごせる環境づくりは重要ですが,同時に生徒が将来に必要な資質・能力を育てることも大切です。今回,自分をコントロールすることを課しているのも,その教育の一つであることをご理解ください。時間を大切に自分をコントロールし,冬休みを有意義に過ごして欲しいと思います。 感染への不安が拭えませんが,健康には十分に留意していただき,良いお年をお迎えください。一年,ありがとうございました。 京都市立下京中学校 校長 山田 敦 |
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