最新更新日:2024/09/18 | |
本日:17
昨日:226 総数:1156673 |
平成24年度全国・学力学習状況調査 結果概要
全国学力・学習状況調査について
4月17日に実施された今年度の「全国学力・学習状況調査」の結果が届きました。 本校では4月の調査当日にも担当教科が主となり、問題と解答の状況について分析を行ってきました。調査に向けては、特に答えを追究する姿勢を重視し、無答の回避をねらっていました。このことは、2年間本校が追究してきた、研究テーマでもある「思考力・判断力・表現力の育成」と「言語活動の充実」にも一部関連することであります。基礎基本を大切にしながら、それらを活用した「活用型・探究型」の学習をさまざまな形で進めてきた成果検証の一つでもありました。 今回、本校は希望利用校でありましたが、返却されたデータをもとに全国比と京都府比をもとに、正答率や誤答傾向はじめ、学力の構造的な概要について他の調査とともに、把握する努力を続けているところです。また、生活環境や学習環境等に関する質問紙調査についても傾向の把握が一定出来ました。長所・短所あわせて、本校及びご家庭での大きな課題が読み取れます。今後の本校教育の指導改善に結びつけるとともに、各ご家庭におかれましても、さらに充実した家庭教育の在り方の一助にしていただけましたら幸いです。 別紙、学校だより「Shimogyo J.H.S NEWS」にて紙面および、HPにてお伝えしますので、保護者の方には、是非ご一読くださいますよう重ねてお願いいたします。 2012.10.15 校長 村上 幸一 祝・山中教授ノーベル賞受賞
「感謝」と「責任」
昨夜ラジオのNHKワールドニュースをたまたま聞いていて、「・・・Professor Yamanaka・・・iPS・・・」と、聞こえてきた。ほとんど他の内容は耳に残っていない(恥ずかしながら)が、もしや!という思いですぐにTVをつけた。 昨年のちょうど今頃、教職員・生徒一同は大きな期待を寄せていた。ノーベル賞の発表日であった。その前の月、9月に本校でご講演をいただいた京都大学iPS細胞研究所所長 山中 伸弥教授の受賞を願っていた。そして1年の月日が経ち、多くの人々の願いとともにそれは実現した。TVの会見を見ながら、思わずうれしさで目頭が熱くなるとともに、会見でのお話のメモを取り出した。ちょうど3日前にも大阪で山中教授のお話を聞く機会があった。どの場面でも必ず話される言葉がある。ここまでの研究の成果は、自分ひとりのものではないということ。若いスタッフや、他の研究者、恩師や同僚、家族へのあふれるような「感謝」という言葉だ。そして、挫折や苦悩を乗り越えることが出来たのは、現代医学では救えない難病に苦しむ多くの人々の命を、ひとりでも多く救いたいという、「夢」を持ち続けたということ。その二つの言葉は、1年前、本校生徒の心にしっかりと刻まれていたと確信している。そして、昨夜の会見では、その「感謝」という言葉と合わせて、「責任」という言葉を添えられていた。「明日からでも、すぐにでも、さらに研究を進めていきたい。それが私の責任です。」と語気を強めて話されていた。その言葉を聞き、比べようがないが、果たして自分は責任をここまで本気で、日々の仕事に落とし込んでいるだろうかと自責の念が過ぎった。 朝一番の職員室では、全員で祝福の拍手を送った。教室では担任を中心に生徒達と拍手と共に歓びを分かち合った。 山中教授に「感謝」するとともに、教育に対する私たちの「責任」をあらためて見つめ直すことのできた一日であった。 山中先生、本当におめでとうございます。 心よりお祝い申し上げます。 2012.10.9 校長 村上 幸一 |
|