File 23 幼児期の終わりまでに育ってほしい姿 part2
- 公開日
- 2022/03/17
- 更新日
- 2022/03/17
熟成梅種
今年度は,新型コロナウイルス感染症による新しい生活様式に加え,感染症対策として教育活動の制限や変更などがありました。楊梅幼稚園の園歌は昨年度新しくつくられ,本来ならどんどん歌って,覚えて楽しむことができたのですが,なかなか歌う機会に恵まれませんでした。儀式的行事においては清聴で,親しんでいます。
そういった中,生活発表会で,年長5歳児はグループでの楽器遊び(合奏)をしました。その曲の中に幼稚園の園歌がありました。グループに分かれて,どこでどの楽器を鳴らそうか?と先生が楽器遊びの内容を子どもたちに考えるように投げかけました。「この時(フレーズ)はカスタネットで」「ウッドブロックも使いたい」「私はタンブリンがやりたい」「こんなふうに鳴らしたい」「ウッドブロックはここで鳴らすのがいい」などとグループで話し合い,同じ楊梅幼稚園の園歌でも2グループは違う合奏となりました。一人一人が自分で選んだ楽器を演奏し,グループのみんなで一つの素敵な楊梅幼稚園園歌を発表しました。
友達と一つのめあてに向かって一緒に内容を決め,それぞれの分担を果たすという楽器遊びでした。この活動で先生は共通のめあてに向かって友達と協働して遊ぶ満足感や達成感を味わってほしいというねらいをもち,子どもたちの主体性に任せて,一人一人がグループで生かされる経験となるように,時には思いがぶつかり合う仲裁に入ったり,自分の思いを伝えられない時の代弁をしたりなど援助をしていました。こういった一連の活動の中で,幼児期の終わりまでに育ってほしい姿を見ていきたいと思います。
楽器遊び(合奏)では「豊かな感性と表現」,友達と合奏の内容を決めるためには「言葉による伝え合い」「思考力の芽生え」「協同性」,自分のパートを演奏するのは「自立心」が見られました。そして,グループの友達と思いを交わし合い,素敵な音楽になるようにとリズムに合わせて演奏をし,それらを聴きながら一曲が終わると達成感を感じていました。
年長5歳児になると,友達と共通のめあてをもつことができ,ルールを理解し,言葉で相手に伝えられるようになり,友達と一緒に遊ぶことを楽しみます。また,共通のめあてに向かって友達と思いや考えを伝えあい,遊びを創ることに満足感や達成感を味わいます。しかし,このような姿は急に現れるのではなく,3歳児,4歳児でいろいろな経験をし,体も心も大きく,豊かになったからこそ5歳児で見られるようになるのです。
幼稚園でさまざまな経験をし,このような姿が見られるようになっている5歳児は,小学校に進学してからも一人一人のペースで自分から小学校の生活に順応していき,友達と協働しながら学んでいくことと期待しています。
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