幼稚園日記

file 16 嫌いなんやけど・・・

公開日
2021/12/07
更新日
2021/12/07

熟成梅種

お家からのお弁当に,今日は,嫌いなピーマンが入っていた3歳児の〇ちゃん。3口ほどのご飯とピーマンがお弁当箱の隅に残っていました。「ピーマン,嫌い!」と私に告げます。「そうかぁ,ピーマン,嫌いなんや」と話を聞いていると,食べ終わった◇ちゃんに付いていってしまいます。「〇ちゃん,ご飯だけでも食べてしまおう」と誘うと,机に戻ってきた〇ちゃんはまた「ピーマン,き ら い」と。「嫌いなんやね。じゃぁ,今日はご飯だけ全部食べておしまいにしようか」と伝えました。すると,「お母さんが食べてって・・・でもきらいなんやけど…」と。「ご飯だけでいいよ」と促すとうなずき,ご飯をひと口,口に入れてまた,保育室内でうろうろ。「あともうちょっと」と何度も声をかけ,そして「もうご飯がなくなったからおしまいにして片付けようか」と誘いました。でも,〇ちゃんは,なんだか気持ちが落ち着かない様子。そして弁当箱の中蓋をさかさまに合せたり,外蓋も裏返しにしたり…。ピーマンが残っているのが気になる様子でした。「こっち向け?こっち向け?」などと蓋をいろいろと置いてみて…。それを見ていた隣に座った△ちゃんがにっこり笑うと〇ちゃんの気持ちも少し軽くなったようで,笑い声が出て,きちんと片付けられました。ピーマンを食べるのも嫌だったけれど,残すのもなんだか気持ちよくない,という〇ちゃんの葛藤が遊んでいる友達のほうに行ってみたり,でもお弁当の机に戻ったり,いや,やっぱり食べるのは嫌だな,などと離れてみたり,…という行動に表れていました。
 翌日,この日のお弁当の時のことを話しました。すると「実はピーマンは嫌いなんですけど,帰ってから『おなかすいた』と残したピーマンを食べてました」とお家での様子を話していただきました。すごい!とお家の人と一緒に喜びました。
嫌いだけど,お家の人の前で頑張ったのです。きっとお家の人たちみんなが〇ちゃんの頑張りを認めてくださったのだろうとその話から伺いました。頑張ってみようとする〇ちゃん。でもやはり嫌いだから・・・と幼稚園の葛藤も経て,ほっとでき,安心する家庭で,大好きなお家の人の前だからこそ頑張る気持ちが湧いたのでしょう。

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