File 9 挑戦すること
- 公開日
- 2021/06/18
- 更新日
- 2021/06/18
熟成梅種
6月から年長児たちは,遊戯室で竹馬に乗ることに挑戦し始めました。担任の先生が竹と足場の木を組み立てていき,一人一人の竹馬ができました。そこに自分でビニールテープを貼ったり,自分のものとわかるように名前をかいたりして仕上げました。
人間の歩行は右手と左足が同時に前進していくのですが,竹馬は右手と右足を同時に前に出します。また,竹で体を支えるので,バランスをとることも難しいです。しかし,昨年,年長児たちが竹馬に乗って前や後ろに歩いたり,段を上がったり下りたり,中にはピョンピョン跳んでみたりしているのを見ていた子どもたち。乗ってみたい!!と,とても意欲的です。遊戯室の壁(収納庫のドア)にもたれて竹馬に足をかけて、“さぁ,どうしたものか”と一歩を踏み出すにはと考えているAちゃん,Bちゃん,Cちゃん。乗りたい思いはあるけれどどうすればよいのか。でもじーっとその場から離れずにいます。
Dちゃんの竹馬を先生が向かい合って持ち,支えながら「ほら,こっちの手と足を上げるよ…。力を抜いて…,押さえつけずに…」と言葉をかけながらようやく一歩を前に。
遊戯室がしいんと静まり返っています。でも,何か道場のように子どもたちの意欲の息づかいが漂っているのです。先生はDちゃんに関わった後,Aちゃんへ,そして少し一歩を出そうとしているBちゃんへも「そう,そうやって自分でやってみるのもいいね」と声を掛けます。
「世界で一つだけの竹馬。これは先生とみんながつくったもの。」「最初はだれでもすぐに乗れないものだよ」「乗りたいと思う気持ちがあれば乗れるようになるんだよ」という先生の言葉を胸に一人一人が竹馬に向き合っています。
始めは誰だって難しいのです。できないことや失敗することを恐れず,竹馬に向き合って,自分自身にも向き合って頑張っています。できない自分,何度もうまくいかない自分を幼稚園でさらけ出すことも大事です。自分も友達も最初はできなくて当然!恥ずかしい思いをしなくても大丈夫!素直な,ありのままの姿を友達と共有し,一緒に取り組むからこそ,自分の思いと友達の思いが重なります。〇ちゃんも同じような思いで頑張っている,私も(僕も)やろう!という刺激を受けて,そして,乗りたい!思いが強くなればなるほど,どんどん上達していきます。
『竹馬の友』という言葉もあるように,一緒に様々な葛藤体験をすることを経て,心が繋がる仲よしの友達になっていくのです。
お読みになられたコメントはこちら↓へ
yobai-e@edu.city.kyoto.jp