File2 憧れから
- 公開日
- 2021/04/16
- 更新日
- 2021/04/16
熟成梅種
3月の修了式が終わり,春休みに入りました。修了児のAちゃんが,預かり保育に参加していました。Aちゃんは,広告紙を何度も折り,大きなナイフのような剣をつくっています。それを見ていたBちゃん(4月から年長児になります)がAちゃんのような剣がほしいと話したようです。完成までは広告紙を何度も折り,そして,広幅の透明のテープを貼り,その上からマジックで全体を塗ります。Bちゃんは,今まで「できない,やって」と保育室でも先生に依存的だったり,あきらめてしまったりする様子もみられていました。ところが,その時はとても集中してAちゃんの横にピッタリと座り,手元をしっかりみています。そしてA.ちゃんが剣をつくり終えてBちゃんに渡しました。その時の嬉しそうなBちゃんの顔!「よかったね」と先生もBちゃんの嬉しさに共感しました。そして,4月。Bちゃんは,ある日の預かり保育で,Aちゃんがつくってくれた剣を同じようにつくり始めました。先生は途中で,大丈夫かな?最後までつくれるかな?と案じていたところ,Bちゃんが「できた!」と先日つくってもらった剣と同じものを差し出して見せてくれました。「すごーい!!すてき。この間のとおんなじやね」と先生もうれしくなって,そして最後まで集中してつくったことを何より喜びました。その後,数日間はその剣を家に持って帰ったり,幼稚園に持ってきたりして大事にしていました。
憧れの存在の年長児のAちゃん。そしてその年長児がつくる素敵なものをもらい,自分もつくってみたBちゃん。つくってみたい思いが,難しい行程を覚え,最後まで一人で頑張ることができました。4月に年長児になった子どもたちは,“年長児”という嬉しい思いや“大きくなった!”という自覚や自信が芽生え,乗り越える力もぐんと大きくなりました。今,あちこちで,年長児たちは年少児や年中児に優しく関わったり,教えたりしています。
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