むらさきのGAP〜ゲームで考える「協力」に必要な物〜
- 公開日
- 2015/05/21
- 更新日
- 2015/05/21
学校の様子
今回はゲームを通じて「持続可能な開発」における「協力」に必要なものを理解することを目的とし、「牧草地ゲーム」を行いました。
【牧草地ゲーム】
各班には100haの牧草地がある。その中から11ha残るように班の中で取り合う。獲得したい面積を紙に書いてゲームマスターにわたす。
ルール
1. プレーヤーは一切相談してはいけません。
2. プレーヤー同士で紙を見せあってはいけません。
3. これを3回行い、獲得ポイントが多い人が勝利。
重要なルール
合計が89haであれば「獲得できる」
90ha以上100ha未満であれば「獲得できたが次回は休み」
100ha以上であれば「紛争」が起き「獲得できず、次回も休み」
これはコモンズの悲劇を基に作り出されたゲームです。−共有の牧草地に複数が牛を放牧した場合、自分が遠慮すれば他者の牛が牧草を食べてしまう。われもわれもと皆が放牧させる結果、牧草地は滅びてしまう。その結果、構成員全体が資源枯渇の悲劇に遭う。−
『現代用語の基礎知識』より
今までの授業では「持続可能な開発」についての「知識」を深めていきました。今回の学習を通して「コモンズの悲劇」を基に、自身で課題に気付き、「持続可能」な関係性を持つためには他者と協力が必要となることを理解・実感できたのではないかと感じます。
1 開かれた会話 ……お互いの手の内を明かして最適な解決策を探る。
2 ルールの確立 ……最適解を明文化する。
3 信頼関係 ……ルール通りに相手が行動する安心感を持てる人間関係。
自由な放牧によっておこる資源枯渇・ファストブランドの下請けや製造を行う人々の貧困状態の継続・乱獲による絶滅危惧種の増加。自身の利益を追求すると、他者や環境との関係性を悪くしてしまうことをこのゲームを通して学び、「持続可能な開発」を行うために上記のことに気付き、私たちがすべきことを学んでもらいたいです。
生徒の感想
・一人では達成できない目標に向かっていくためには協力は大切だと思う。
・(うまく結果が出なかったとしても)協力することで互いを知ることができ、大きなメリットがある。
・大人数の協力であればあるほど成功すると大きな成果が得られるが、一人ひとりの考えに利害が生じ対立してしまうと大きな失敗になることもある。
・協力をしてはいけないもの(テストとか)もあるが、それまでのプロセスで協力すれば互いに良い結果が生まれる。