学校日記

梅雨に寄せて 〜国語科教員より〜

公開日
2021/05/21
更新日
2021/05/21

学校の様子

5月16日、気象庁が近畿地方の梅雨入りを発表した。

観測史上最も早い梅雨入りだという。



雨のBIG BOXは、薄いヴェールに包まれたように、

ガラスの内側の空気が、いつもよりほんの少しだけ濃くなっている。

生徒たちの声と声が、いつもよりほんの少しだけ余韻を長く残して共鳴している。



4期生が植えた百日紅も、校舎傍に佇むクスノキも、

いっそうつやつやとして彼らの日々を見守っている。



「晴耕雨読」という言葉がある。

晴れた日には田畑で汗を流し、

雨の日には家に籠って読書に耽る。



人類の長い長い歴史の中で、

もしかすると「いま」は雨の季節なのかもしれない。



突然降り出した豪雨に打たれてわたしたちは苛立ち、

いつ降り止むともわからない長雨の音にへこたれそうになることもある。



でも、かならず雨はあがる。



いまはBIG BOXに籠って、

存分に、学ぼう、愉しもう。

たしなみをもって語らおう。



そして、ひとりになって考えよう。

やがて到来する梅雨明け宣言——

思い切り外に駆け出すその瞬間のために、

わたしたちにいまできることはなんだろうか。