学校日記

久保和範先生による声楽特設講座

公開日
2026/09/25
更新日
2026/09/24

学校の様子

 9月17日(木)、京都芸術大学の久保和範先生をお迎えし、声楽特設講座を実施しました。2年生1名、3年生3名の計4名が受講しました。


 今回のレッスンで繰り返し大切にされていたのが、「ブレス」です。


 「ブレスをすることで音楽を止めてしまうのは本末転倒」。息を吸うために音楽の流れを途切れさせるのではなく、息の流れを止めず、循環させるようなイメージをもつことを教えていただきました。


 嬉しいことを伝えるときには、息をしっかり吸ってから「おめでとう!」と言う。でも、悲しいことを伝えるときは同じではない――。どんなブレスをするかで音楽の表情を変えられる、そんな身近な例を通して、息の吸い方と音楽の表情とのつながりを示してくださいました。


 アドバイスを受け、ブレスを意識すると、生徒の声の響きがより伸びやかになり、音楽の流れにも変化が現れました。


 さらに、言葉がもつフレーズ感や、装飾音の意味など、楽譜から作曲者の意図や音楽に込められた気持ちを読み取ることについてもご指導いただきました。


 レッスン後には、生徒たちからさまざまな質問が出ました。


 「本番で緊張してしまう」には「たくさん練習してきたので、考えすぎなくても身体は覚えている」と答えられ、また、「人と比べてしまう」という悩みには、「他の人の演奏を聴いて『上手い』と感じられること自体、自分自身の音楽を認識する力が高まっている」というお話や、受験を控えた3年生には、「ここまで頑張ってきた。どうぞ聴いてください、という気持ちで」と、ご自身の経験も交えながら、一人ひとりの質問に丁寧に答えてくださいました。


 「ブレス」を通して、声の響きだけでなく、音楽の流れや表情、そして言葉をどう届けるのかまで考える特設講座となりました。