実技試験4日目
- 公開日
- 2026/02/19
- 更新日
- 2026/02/19
学校の様子
2月19日(水)の進級実技試験では、チェンバロ専攻、声楽専攻、副専攻の声楽、指揮専攻の試験が行われました。チェンバロと指揮は1年生、声楽は1・2年生が受験しました。
チェンバロ専攻は16年ぶりの専攻で、楽器をレッスン室からホールへ移動するだけでも解体して運んでと、なかなか大変です。また、とても調律が変わりやすく、本番直前までレッスンの先生が調整を行っていました。1・2年生全員に加え、一部の3年生も聴きに来ており、多くの人が見守る中、しっかりと演奏し、普段なかなか生で聴く機会の少ないチェンバロの音色がホールに響いていました。
声楽では、チェンバロに引き続き多くの生徒が聴衆として残る中、1年生が古典イタリア歌曲を1曲、2年生はそれに加えてもう1曲(アリアが多く選ばれていました)を演奏しました。声は身体そのものが楽器であり、高校の3年間はその楽器をつくり上げていく過程にあります。生徒たちはその中で、今できる表現を届けようとしていたと思います。ディクション講座で学んでいるイタリア語の発音も、それぞれの表現に生かされているように感じられました。
指揮では、1・2年生全員が聴く中、スコアリーディングと指揮実技の試験が行われました。スコアリーディングではオーケストラの楽譜をピアノで演奏し、指揮実技では2台ピアノによるオーケストラ作品を指揮しました。交響曲の楽章を通した後、演奏者へ指示を出して音の変化を確認することまでを含めた内容でした。指揮専攻は第2専攻の楽器や副専攻のピアノも含め4つの実技試験があり、とても幅広く学ぶ必要があるのがよく分かります。
どの専攻においても、それぞれが現在の力をしっかりと発揮しようとする姿が見られたように思います。どの実技試験にも共通して、専攻の違いを越えて音楽に向き合う姿勢や気持ちをみんなで共有できる時間となっていることを実感します。