学校日記

世界的ソプラノ歌手・竹田舞音さん(61期生)が来校されました

公開日
2025/04/17
更新日
2025/06/15

学校の様子

 4月17日(木)、本校卒業生であり、現在は世界的にご活躍中のソプラノ歌手・竹田舞音(たけだ まいね)さんが来校されました。
竹田さんは、昨年開催された第93回日本音楽コンクール声楽部門において見事第1位を受賞。さらに今年度は「京都市文化芸術きらめき賞」も受賞され、表彰式のために京都を訪れたご多忙の中、本校にお立ち寄りくださいました。

 当日は、3年生のレッスンの合間を縫って、声楽専攻の生徒たちとの座談会も開催されました。
 生徒からは、「緊張しないためにはどうすればよいですか?」「留学について教えてください」「高校時代の経験で今に生きていることは?」など、さまざまな質問が寄せられ、竹田さんは一つひとつ丁寧にお話しくださいました。

印象的だった竹田さんのお話(一部抜粋)
○ステージで緊張しないコツ
「『いい演奏をしよう』と思うよりも、それまで積み重ねてきたことをしっかり出せば良い、という気持ちで臨んでいます。ある意味での“割り切り”が大事です。」

○留学で得たもの
「文化の違いを肌で感じることができ、日本の良さも再認識できました。自分を見つめなおす大切な時間にもなりました。」

○ジャンルを超えた学びの大切さ
「海外の今のオペラは、いろいろな演出がありクラシック以外の要素が求められることもあります。多くの経験があれば“引き出し”を増やすことができます。多様なジャンルの芸術に触れて、自分の切り札を増やしていってほしいです。」

○高校時代の学びと今へのつながり
「音高で学んだ音楽的な基礎知識、基礎ソルフェージュ力はいつになってもそのままダイレクトに演奏に武器となって使えます。譜読みのはやさ・正確さは、はやくできることによって周りに耳を向けるアンサンブル力の充実さにつながります。相手を思いやれる、相手の音が聴ける、ハーモニーに自分がどう寄り添っていくかという違う方向に耳を活かすことができるのは、ソルフェージュ力があるからこそ生まれる少しの余裕がもたらしていると思います。
また、本番に向けての体調管理や気持ちの持っていきかたやマナーも高校時代に学びました。さらに、“人と比べず、自分の課題に集中する力”も、音楽を学んでいく上での大きな支えになりました。」

○心で通じ合う音楽の力
「音楽は“世界共通”と言われますが、高校の研修旅行でのチェコでのレッスンの中でさえ、言葉がわからなくても心が通じ合うことを実感しました。その経験が、海外での学びにも自信を与えてくれました。」

 終始あたたかく、生徒たちの目線で語ってくださる竹田さんのお話に、参加した生徒たちも真剣なまなざしで聞き入っていました。
 竹田さん、貴重なお時間と素晴らしいお話をありがとうございました。今後のご活躍も心より応援しております。