学校日記

「文化芸術探究」〜長唄鑑賞&体験講座「長唄を知ろう!」〜

公開日
2024/10/22
更新日
2024/10/22

学校の様子

10月22日(火)2時間目と3時間目を使って、本校ホールにて、1年生が長唄講座を受講しました。この講座は、9月に実施した、2年生の筝曲・尺八を体験する講座とともに、京都市教育委員会と京都市立芸術大学のご支援を得て実現している、和楽器の体験講座です。
本校の非常勤講師も務めてくださっている、京都市立芸術大学日本伝統音楽研究センター准教授 武内 恵美子(たけのうち えみこ)先生のコーディネートで、長唄三味線方 今藤 政雪(いまふじ まさゆき)先生と長唄歌方 今藤 長美穂(いまふじ ちょうみほ)先生、囃子方の 藤舎 悦芳(とうしゃ えつほう)先生がお越しくださいました。緋毛氈を敷いたひな壇も用意され、いつものホールの雰囲気との違いが新鮮でした。

前半は、楽器の素材や構造についての説明,長唄が歌舞伎舞踊の伴奏として発展していったこと、「越後獅子」が海外に紹介され、プッチーニの「蝶々夫人」に引用されたことなどを、武内先生のスライドや動画を交えた解説と、三味線と鼓(小鼓・大鼓・太鼓)を先生方から実際に見せていただいたり音を出していただりしながらの解説とで学びました。
生徒たちは、資料をすべてデータで受け取っていて、iPadでそれらを開き、タッチペンで書き込みをしながら、聴いていました。
後半は、三味線チームと鼓チームに分かれ、それぞれの楽器特有の楽譜を前に、先生方のご指導で、実際に音を出してみました。政雪先生は音楽大学でピアノをご専攻でいらしたこともあり、クラシック音楽を学ぶ生徒たちにわかりやすい説明をしてくださいました。
生徒たちはお互いに楽器の持ち方や撥(ばち)の当て方、指の形などをiPadで撮影し、このあと作成するレポートの材料としていました。「力を抜く」というご指導がどちらのチームにもあり、自分たちの専攻との共通点も感じながら、日ごろから鍛えている“耳の良さ”を活かして(先生方がとても褒め上手でもいてくださり)、短時間にぐんぐん上達する生徒たちでした。最後には「さくら さくら」を唄、三味線、小鼓で合奏するまでに!

政雪先生は「三味線は動物の皮を使っている。皆さんの楽器、例えばピアノも木からできている。動物から木からも、それぞれの命をいただいてこその楽器。だから、皆さんがこういう音が出したい、こういう音楽が奏でたいという気持ちには、楽器は応えてくれる。いただきます、の気持ちをもって楽器を大切に日々の練習に勤しんでほしい」とお言葉をくださいました。

自分たちの文化としての邦楽に触れた貴重な時間となりました。4人の先生方、本日は本当にありがとうございました。