2年生デザイン専攻の実習の様子をご紹介します
- 公開日
- 2026/05/19
- 更新日
- 2026/05/19
授業の様子
2年生のデザイン専攻の生徒たちは2グループに分かれ、それぞれ実習を行っています。
1つ目のグループの課題は、「河原で拾った石を発泡スチロールとアルミホイルを使った再現に挑戦する」。
実際に石を手に取り、形や手ざわりを確かめながら、発泡スチロールを削って形を整えたり、アルミホイルを丸めて木づちで何度も叩いたりと、それぞれが工夫を凝らしながら制作に向き合っていました。とくに、アルミホイルを丁寧に叩きながら表面のなめらかさを出そうとする姿からは、素材の違いを感じ取りつつ、自分なりの「石らしさ」を追い求める様子が伝わってきました。
このテーマでは、生徒は対象を単に模倣するのではなく、「何をもってその対象らしさとするのか」を自ら考え、適した素材を選び取り、素材の特性を活かしながら表現する過程を体験しました。制作中は、楽しみながらも集中して手を動かし試行錯誤を重ねる中で、観察する力や工夫する力が自然と育まれている様子が印象的でした。
2つ目のグループは、「相手の名前をデザインする」。
生徒たちはペアを組み、まず相手の好きなものや日常の過ごし方、性格、これまで大切にしてきた経験など、相手の内面や背景をじっくりヒアリングしました。集めた情報をもとに、生徒一人ひとりがデザインのアイデアを練り上げ、「その人らしさ」をどう形にするかが大きなポイントです。
制作の過程では、相手を理解しようとする姿勢や、言葉にならない印象を視覚化する難しさに向き合う姿が見られました。同時に、「こんなふうに見てくれていたんだ」と新たな気づきを得る場面もあり、互いの理解を深める貴重な機会となりました。
デザインを通して他者を見つめ、自分の表現として昇華させる——そんな学びの積み重ねが感じられる、充実した実習となりました。