学校日記

(アーカイブ2016年1月20日)眠りの大切さ

公開日
2017/05/02
更新日
2017/05/02

校長室ウェブログ

 いよいよ本格的な受験シーズンになりました。昨年12月に、京都市学校保健会中京支部研修会が開催され講演を聴きました。「眠りは脳を創り脳を育てる〜学びの力と睡眠について」というテーマで、睡眠学がご専門の滋賀医科大学特任教授の宮崎総一郎先生のお話でした。

 統計でみると日本人の睡眠時間は近年どんどん短くなってきて、他国と比較しても非常に低い水準にあるそうです。小学生から高校生へ年代が上がるにつて睡眠不足を感じている度合いが高くなっています。「眠い」「なかなか寝付けなかった」「だるい」「しんどい」、学校でもよく聞く言葉です。大切なのは「早寝・早起き」というより「早起き・早寝」だそうです。ヒトのからだには元々ぐっすり眠るためのしくみが備わっているのに、そのしくみを壊す生活習慣が体の不調を引き起こしているのだそうです。ヒトは朝起きた時刻から約15時間ほどで眠くなる、眠りためのホルモン「メラトニン」も朝の光を浴びて約15時間後に増えてくる。「メラトニンの分泌」が「眠くなる」のを阻害するのが、強い光。眠る直前にテレビ、パソコン、スマートフォンをしたり部屋が明るすぎると「眠り」が邪魔されます。朝食に「トリプトファン」を多く含んだ食事を食べて朝の光に30分以上あたると、元気のホルモン「セロトニン」になり、それが夜になると「メラトニン」に変わる。「トリプトファン」を含む食物、卵・肉・納豆・魚・干物それらを3品目以上摂るのがお勧めだそうです。

 記憶と睡眠の関係を調べた研究によれば、学習した後睡眠をとったグループととらなかったグループを比較すると、勉強した後早めに睡眠をとった方が、記憶の定着率がよかったそうです。結局、体調にとっても学習にとってもいい結果を生むのは、早起きをして太陽の光を浴びて朝食を摂る、夜勉強した後は部屋の明かりを落とし、テレビやスマートフォンなどをせず早めに就寝すること、ということです。学校へ来てもトロ〜ンと眠気に襲われている人、ここらで改善しませんか。眠くなったら午後3時ごろまでに10程度の昼寝をするいいそうです。「授業中に昼寝」はまずいですよね。銅駝生なら、5限目終了後6限目開始までに机にうつぶせに、というのがナイスでしょうか。

 「上手な睡眠で勉強バッチリ、点数アップで入試を突破!」受験生にとって大切なアドバイスです。たいへん勉強になった研修会でしたが、つらつら書いたこの内容、まずは私自身も実践しなければ。


 2016年1月20日
                       校長 吉田 功