ヨーロッパ美術研修活動記録2
- 公開日
- 2023/03/31
- 更新日
- 2023/03/31
学校の様子
(ヨーロッパ美術研修 3月20日〜27日)
●3月22日
午前は教会へ。SMN教会は外観も大きいですが、中はさらに大きく広く感じられました。壁面の石や柱には削られたノミの跡も残り、中世の人々の痕跡を身近に感じられました。ゴシック様式の建築のため、教会内はスポットライトはあったものの明るくステンドグラスを通して入ってくる光がより空間の荘厳な雰囲気を醸し出していました。壁面という壁面に聖書の一場のフレスコ画が描かれていて当時教会の巨大化に伴って、市民にキリストの教えを広めようとした教会の意図も感じられました。
教会見学の後、SMN薬局に行き、まず店の格式の高さに圧倒されました。様々な香りを感じつつ、香水、石けん、アロマ等生徒も何を買おうか迷いながら買い物をしていました。
一度、ホテルに荷物を置いて、セントラルマーケットへ。2階はフードコートのようになっていてたくさんのお客で賑わっていました。合流時間を決め各々、何を食べようかお腹と相談しながら食事をすませました。
食事後、サンロレンツォ教会へ。午前のSMN教会より以前のバシリカ式建築のこの教会は美術史ではゴシック形式以前の発展途上のイメージ個人的に勝手に描いていましたが、大理石や金、銀の装飾が要所要所に使われその完成度の高さに驚かされました。ステンドグラスこそはありませんでしたが、教会内部は光の差し込みで決して暗くはなく、また天井は金の装飾で絢爛さも兼ね備えて、声がよく響きドーム型の天井に描かれた絵と相まってより天の世界を彷彿させるものでした。
大理石の彫刻、金銀の工芸品は緻密かつ表情豊かに表現され日本の正倉院にある宝物の精緻さを思い出しました。教会の規模、素材等から当時の教会がこれだけのものを作るには相当な財力及び力があったことを想像できます。実際ガイドさんにそんな事を話すと教会は今も絶大な力を持っていると説明されていました。
バシリカ様式、ゴシック様式両方見ることができその違いや魅力と日本との空間に対する世界観の表現の違いと共通点も考えることができました。
その後、Sec hi color belleへ。油絵画材が豊富で油絵専攻にとってはとても魅力的な画材屋でした。顔料もあり、比較的リーズナブルな値段で売っています。絵画専攻でない生徒にとっては物足りなかったかもしれませんが日本ではあまり見られない身の丈ほどの筆などもあり美術好きには退屈しない空間でした。