ヨーロッパ美術研修活動記録3
- 公開日
- 2023/03/31
- 更新日
- 2023/03/31
学校の様子
(ヨーロッパ美術研修 3月20日〜27日)
●3月23日
午前中はウフィツィ美術館へ。
大理石の彫刻、絵画の数もさることながら、教科書や美術史にも登場する作品が数多く見ることができました。写真とはまた異なり実物だからこそ見れる筆跡や細部を見れたのも非常に貴重な体験だったと思われます。
ボッティチェルリのの「春」は教科書で見るよりも色彩豊かで美しく、描かれた地面の植物も一本一本がみずみずしく描かれているのは圧巻でした。また、ダヴィンチの「マギの崇拝」という作品は、未完成の作品であるが、ダヴィンチの制作過程が見れる上でとても興味深い作品でした。モノクロで描かれた部分の上に画面を明度差に分け、コントラストが利かされていました。筆跡もリアルに見てとれますが線に迷いがなくダヴィンチは遅筆というエピソードもあるもののそうは思えないスピード感を感じるもので何よりも線そのものも無駄のない美しい線でした。
出口付近には有名なラオコーン像があり、私が想像してたよりも大きさは小ぶりでしたが、苦悶の顔、噛み付く蛇の表情は非常に鋭く迫力のあるものでした。
午後、アカデミア美術館へ。
ミケランジェロのダヴィデ像は迫力もさることながら身体の線も美しかったです。背後からも見れるようになっており、背中の筋肉もゴツゴツせず滑らかで力強さと優しさも感じました。様々な角度から見たダヴィデ像は写真からは見えない内面をも感じさせるものでした。絵画はキリスト教絵画がほとんどですが、受胎告知という同じテーマでも、マリアの表情は異なり、同じルールで描かれている中でも作者の解釈の違いがこのような表現の違いによって現れるのは面白いと感じました。
生徒に感想を聞くとダヴィデ像は本物に出会えた上にその大きさにも驚いた様子でした。体感したことは写真や映像からは得られないもので、ふと目の前に立った瞬間の感動や驚きは生徒たちにとって忘れられず、貴重な体験になったと思います。