学校日記

能楽交流鑑賞会・事前学習会

公開日
2013/11/23
更新日
2013/11/23

学校の様子

 11月16日(土)土曜活用講座終了後の12時から,金剛流能楽師の豊嶋晃嗣氏にお越しいただき,能楽交流鑑賞会の事前学習会を行いました。
 冒頭,村上校長から今年で2回目となる能楽交流鑑賞会の意義やそれに込められた先輩諸氏や学校の思いについて説明がありました。
 その後,羽織袴姿の豊嶋氏が演台に上がられ,8ページからなる資料をもとにして能楽の舞台や楽器などの基礎知識についてお話し下さり,道成寺のDVD(鐘入りの部分)を見て大まかなイメージを生徒たちにつかませた後,仕舞「屋島」「羽衣」を金剛流宗家内弟子の山田夏樹氏とともに実演して下さいました。そして,「羽衣」キリの一節を豊嶋先生指導のもと,「東遊の数々に,その名も月の宮人は・・」と皆で謡ってみました。単に聴くだけでなく,実際に声に出してみることで,「指揮者がいない中で息を合わせる」といったお話の内容がよく理解でき,来月実際に金剛能楽堂で行う鑑賞会に向けて,よい経験が出来ました。当日も印象深く鑑賞できそうです。最後に,生徒の中から希望者1名に能の装束付けを体験してもらいました。衣装の華やかさはもちろんのことながら,たくさんの衣装を身に着け,更に面をつけるということで,制限された動きや視界の中で演じる難しさを実感したようです。

 生徒の感想の一部です。
  「能を観ること自体とても貴重なことなのに,大講義室の小さな演台で舞って
  いただくという貴重な体験をさせてもらい,本当に感謝です。」
  「足の運びに注目して観ましたが,足で舞台を踏む音が場面や心情によって
  違ったり,なめらかな動きのシーンではまるで宙に浮いているかのようで,
  リニアモーターカーの走る様子が思い起こされました。」
  「笛が200年,300年と使い継がれてきていることのすごさ,伝える苦労,
  能に携わってこられた方の,お能への熱い情熱を感じることができました。」

 今回のお話をよくかみしめ,能楽をはじめ,自らのバックボーンである日本の文化について,生徒一人一人が見識を深めていくよい契機としてほしいと思います。
 豊嶋様,山田様,お忙しい中御来校下さり,誠に有り難うございました。

[写真]
 1枚目   「羽衣」の一節を生徒と謡われる様子
 2枚目   仕舞実演の様子
 3・4枚目 「羽衣」シテの装束付体験の様子