学校日記

『南風、吹かせ!』〜Hot wind from Mukaijima〜

公開日
2017/02/24
更新日
2017/02/24

校長室から

「ムードメイク」
 寒い日が続きますが、時折さす柔らかい陽ざしに春を感じるようになってきました。寒さの厳しかった冬もようやく終わりを迎えようとしています。
 ところで、卒業証書授与式まであと登校日だけだと13日になりました。2月に入ってからはものすごく速く時間が経つように感じます。同時に3年生の卒業を思うと本当に寂しい限りです。
 そんなことが分かっているからでしょう。3年生が学校生活を意識的に盛り上げようとしているように思います。授業中も休み時間も自ら楽しもうというムードが感じられます。授業中にふざけるということではありません。“先生の話を楽しんで聴く”“先生や友達の発言に楽しく反応する”そういうことです。静かに授業を聴いている場面でさえも、この瞬間を大事にしようとしていることが感じられて、『この子たちも大人になったなあ』と嬉しく観ています。
 本日、3年が午後の2時間を全クラス合同の体育の時間にしました。授業で取り組んできたことを披露し合うのです。男子は学級対抗サッカー大会、女子は創作ダンスの発表会です。グランドも体育館も大いに盛り上がっていました。
 昨日のHPでも紹介しましたが、昨日の午後、既に進路先の決定している有志たちが、寒い中をグランドに溜まっている水をスポンジで吸い取る作業を手伝ってくれました。校長室の窓外からは長い時間楽しそうな声が響いていました。
 今の3年生にはサッカーの上手な人が多くいます。だから全体のレベルも高いです。観ていて気持ちがよかったのは、得意でない人たちが尊重されていたからです。クラス(チーム)のリーダーが大きな声を出して試合を盛り上げる。上手くない子たちに指示を出しボールを回して攻撃に参加させる。彼らがミスをしても怒ったりなじったりしない。だからこそ、得意でない人たちも思い切ってプレーができていました。
 女子のダンス発表会でもムードメーカーの存在が目立ちました。
『この子たち、人前で踊ったりできるんかな?!』そんな心配をする子たちも舞台に上がります。そんな時には「がんばれー!」の声と共に何人かの歓声が上がります。踊り出すと手拍子をするなどして盛り上げます。自然と会場全体の雰囲気がよくなって踊る人が笑顔になりダンスも大きくなっていきました。上手な人が登場してきたときは、『待ってました!』とばかりに声を掛けます。それを受けて会場がさらにヒートアップしていきました。本当にみんなが楽しく気持ちのよい時間でした。
 集団のムードは集団が作ります。もちろん、逆も起こりえます。負の空気を出す人がいると集団全体がしんどくなるものです。
 「ニッティー(新田先生のニックネーム)ありがとう。お陰で楽しかったわ」
閉会式が終わった後、そんな声がグランドに響きました。