学校日記

『南風、吹かせ!』〜Hot wind from Mukaijia〜

公開日
2017/02/09
更新日
2017/02/09

校長室から

「個性を活かしたチーム」
 一昨日、今年度最終の伏見支部PTAの総会がありました。会の冒頭で代表の方が、あいさつの中で次のように仰いました。「長い間PTA活動に携わってきて自分が一番変わったことは、共に活動してくださる方に感謝の気持ちをもてるようになったことです。『来てくださってありがとう』『活動に参加してくださってありがとうございます』そんな言葉が自然と言えるようになりました。」「それまでは自分の中のどこかに『私がこれだけやっているのだから、このくらいはやってくれ!』というような気持ちがあった。」とも言っておられました。その場を信頼して正直に語られたすばらしい挨拶でした。
 それを聞きながら思い出したことがありました。まだ20歳代の若い頃、部活動の顧問について私も同じようなことを思ったものです。「なんで俺ばっかり…!」でも、本気で部の指導に取り組んで熱中しだすと、「自分が好きだからやっているんだ」とそんなことは一切気にならなくなりました。また、補導主任や生徒指導部長として問題行動の最前線で動き回っていた頃のことも思い出しました。
 『なんで、こんなことができひんねん!この場面はもっと叱らなアカンやろが!』
『この学校の教師が全員俺やったら…!』今思うと何と傲慢なことをと恥ずかしい限りですが、その時の私が他の先生の指導を観てこう感じたことは事実です。
 そんな私も変わりました。当時の校長先生のアドバイスがきっかけでした。「澤田先生、アンタに就援(就学援助)の仕事ができるか。学校ではこれも大変で大事な仕事や。生徒指導だけが教師の能力やない。組織は適材適所で動いているんやで。」その時、こんな例を示して仰った言葉を今もはっきりと覚えています。
 中堅教員と呼ばれるようになった頃、当時の学校でそれなりの発言権をもつようになって次のように思うようになりました。『すべての教職員が同じ指導などできるはずがない。一人ひとりがその時々に出来る最善を尽くし、互いの不足部分をカバーし合うのだ。そして、同僚の仕事と動きを認め尊重し合い、お互いを尊敬しあうことが大切だ。』そう考えることで、自分が随分楽になりましたし学校全体にそのムードが満ちて教職員が一段とまとまったようにも思います。
 マルチな才能を持つ人は居ます。しかし、決して全員がそうではありません。ならば、皆が自分の得意分野を最大限に発揮し、それを皆が認め合える組織を作るのがよいでしょう。できないことを批判し合う組織にしてはいけません。(不正や不道徳、いい加減は許せません)このことはプロの野球やサッカーなどの世界でも同じです。
 強いチーム、よいチームは、その構成員が得意分野を最大限に発揮し、誰かの不足部分を別の人が自然とカバーしています。互いの力を認め合っているので本当の協力が生まれます。支部PTAでの代表者の挨拶からこんなことを思い返しています。