『南風、吹かせ!』〜Hot wind from Mukaijima〜
- 公開日
- 2017/02/03
- 更新日
- 2017/02/03
校長室から
「一つひとつを丁寧に」
今回の訪問において、私はある程度緊張していた。両親がともに京都市の南部出身で、今回の訪問の前に両親から過去の向島中学校について話を聞いていたからだ。当日、実際に訪問させて頂いた際には驚いた。先生方と校門で親しげに会話をし、積極的に授業に参加している生徒たちを見て「何も身構えることはなかったんじゃないか」と感じた。しかしこれは校長先生がお話されていたように、これまでの先生方や生徒の頑張りがあったからこその成果なのだと思った。これから教員を目指す私たちに求められるのは、そうして生まれ変わった学校を「今はこんな素敵な生徒たちがいるのだ」と周りに認知してもらえるよう働きかけることであると思った。また、今回初めて生徒は様々な事情を抱えて生活しているということをはっきりと感じた。生徒たちが生きる環境にはそれぞれの都合があり、私たちが介入できる部分は限られているのかもしれないが、常日頃から生徒のことをよく見て、少しでも変わったことがあればすぐに気付いて対応できるようになりたいと思った。時には、生徒の深い事情にふれる覚悟が必要であり、生半可な気持ちで教員を志してはいけないと再認識することができた。…後略…
先月、本校に来てくれた大学生の書いたレポートが送られてきました。1時間の講義と2時間の授業参観を終えての感想ですが、良い学びをしてくれたと感じます。それにしても、文章の冒頭の部分は気になります。一度付いた悪いイメージはなかなか変えられないものなのですね。でも、この学生のように、こうした偏見をなくす行動をしたいと思っている人も居ると知って嬉しいです。
さて、先週から今週にかけて3年生を対象に面接練習を行いました。学級担任、学年の先生の指導を経て、最終的に他学年の先生や管理職が行うこの場に臨むのですが、どの子も予想をはるかに超えて大変上手でした。
志望動機や趣味、将来の夢などについては、子どもたちは事前に答えを準備しています。これらは上手く答えられて当然ですが、予想していなかった質問に対してもとても上手に答えていました。
「これまでの人生で一番大切にしてきたものは何ですか。」私は、毎年必ずこの質問をします。答えは「家族」が最も多く、「友達」がそれに続きました。そして、全員がその理由もしっかりと話すことができました。本校生徒が、大切なものとして、物ではなく人間関係を挙げることを嬉しく思います。また今年も、終了と同時に涙を流す生徒がいました。極度の緊張感からの解放と何とか乗り切れたという安ど感からくる涙なのでしょうが、生徒を何とも愛おしく感じる瞬間です。
面接練習はどの学校でも行います。こうした取組を丁寧に、確実に生徒の成長へと結び付けていくことは、きっと学校の評判を上げることに繋がるはずです。向島地域の子どもたちのため、今後も一つひとつの取組に丁寧に向き合っていきましょう。