学校日記

『南風、吹かせ!』〜Hot wind from Mukaijima〜

公開日
2017/01/30
更新日
2017/01/30

校長室から

「雪の魔法」
 大きな行事の修学旅行が終わりました。何とも楽しく充実した3日間でした。今年は同じ信州でも「白馬五竜」というスキー場が選ばれました。行って一番初めに気づいたのは外国人の多さです。ペンションのオーナーに尋ねました。「オーストラリアを中心とした南半球の人たちが、夏休みを利用して来ています。平日は半分以上が外国人のスキーヤーです。今は、この村の何軒かのペンションがオーストラリア人の所有になっています。」
 なるほど、日本とは季節が反対である南半球の人たちが、観光地としてオリンピックの会場にもなった白馬村に目を付けたのですね。
 さて、修学旅行の話です。今の2年は、昨年度から生徒間トラブルの多い学年でした。学習意欲の乏しい生徒が少なくなく、授業中が落ち着かない時期がありました。次々と指導が続いて教職員と生徒との関係が悪くなっていった時期もありました。もちろん一生懸命に頑張る生徒がたくさん居るのですが、それが正当に評価されない雰囲気ができて、学年内に重苦しいムードが立ち込めた時期があったことも事実です。昨年度の今頃、『このままではいけない!』と、学年のリーダーたちが立ち上がりました。卒業生を送る会の取組を立派に成功させました。2年になってからは徐々に落ち着きをみせ、同時に学年としての力をつけてもきました。学習発表会と音楽コンクール、体育大会の頃には、昨年度とは比べものにならないほどの成長を見せました。そしてこれ以降、教室内に“大人なムード”ができ始めてきました。
『修学旅行を契機に子どもたちを更に成長させ、もっと団結させて3年生へと進級させたい。』教職員の思いもそこにありました。
「私は今感動しています。“雪の魔法”のお蔭でしょうか。みんながホントに良い子で、楽しい修学旅行ができました。この時間が終わらなければよいと思っています。」
スキー学校の閉講式後、学年主任が涙ながらに生徒に語りかけました。教師集団の思いを代弁する主任の言葉に、生徒たちは勿論、スキー学校の先生方までも目頭を熱くしました。教師と生徒とが確かな絆で繋がった感じもしました。
「私は校長だから、生徒の皆さんだけでなく、常に先生方の動きを観ています。子どもたちにどのように働きかけているか、きちんと寄り添っているか等です。今回の修学旅行では、先生方もよく頑張ってくれました。修学旅行成功の陰に先生方や保護者の皆様、旅行会社やペンションの方、スキー学校の先生方など、多くの人の支えがあったことを忘れてはいけません。周囲の皆さんへの感謝の気持ちをもって、修学旅行の大成功を喜びましょう。」解団宣言を行う前に子どもたちにそう言いました。
 私たち教職員は、学校生活全般に渡って常に生徒を中心に物事を考え、生徒の健全な成長を願って取り組んでいます。それは“雪の魔法”が解けた後も変わりません。