『南風、吹かせ!』〜Hot wind from Mukaijima〜
- 公開日
- 2017/01/13
- 更新日
- 2017/01/13
校長室から
「ちょっと無理をして」
元旦の午後、久しぶりに下の息子と二人で大文字山に登りました。「お父さん、かなり無理したはったで。結構速いスピードで登ったし…。」息子がそんなことを言っていたと後に妻から聞きました。『何を言うか!私に着いてこられなくて息子が傷ついたら可愛そうやし、ペースを緩めてたんやで。』これは本当です。しかし、それは言葉にしませんでした(笑)
駅伝にマラソン、サッカーやラクビー、バレーボール、バスケットボールなど、年末年始は冬のスポーツ全国大会ガ真っ盛りです。特に高校生の試合はTV画面に見入ってしまいます。ここまで来るのに、一体どれだけの時間と労力を費やしてきたのでしょう。おそらくは、多くの高校生が経験する楽しいことを犠牲にしてその種目に打ち込んできたのではないかと想像できます。
全国大会に出場するだけでも“凄いこと”です。それを目標にして頑張っている人たちが何十万人もいるのですから…。試合に負けて悔し涙を流しているシーンを見ると、こちらまでもらい泣きしそうです。また、活躍する選手の陰に隠れてしまってはいますが、練習やトレーニングの過程で怪我をして出場できなかった人も居ることでしょう。そう考えると、あの場面で活躍し勝利を手にした人たちは、努力に努力を重ね、しかも身体のケアも怠らなかったほんの一握りであることに気づきます。本当に“凄いこと”なのです。
さて、「無理せんとけよ!」とよく言います。果たして、無理をせずに全国大会へ出場などできたでしょうか。また、TVの中の話ではなく私たちにしたって、まったく無理をしなければ、きっと体力も技術力も精神力も向上することはないと思います。
「常に全力を尽くせ。そうしていると、時に実力以上のことができる瞬間がある。それを自覚することだ。その時その分だけ上達できる。技術も体力も同じだ。全力を尽くすことのない者には、決してこの瞬間は訪れない。」部活動の指導に力を入れていた頃、生徒によくこんなことを言いました。
3年生の受験が目前に迫ってきました。1・2年生も学習に力を入れて学年の締めくくりをする時です。そんな時期だから敢えて言います。「少々無理をしてでも学習に力を入れましょう。」大きな行事は2ndステージで終了しました。全国の中学校で、今は学習に力を入れる時なのです。決してその波に乗り遅れてはなりません。
「何で合唱なんてしなアカンねん!」音楽コンクールの取組に対して、こんな言葉を吐いていた人が周りに居ませんか。先生や仲間に支え励まされて取り組んだ結果、「やってよかった!」って言っているんじゃないでしょうか。勉強も一緒なのです。
中学校に“いい加減にやって楽しいこと”など一つもありません。
さあ、今こそ“ちょっと無理をするぐらい”して学習に力を注ぐのです。