『南風、吹かせ!』〜Hot wind from Mukaijima〜
- 公開日
- 2016/08/03
- 更新日
- 2016/08/03
校長室から
「努力は報われる」
おめでとう!すごいやないか。金賞獲得だけでも「よくやった!」と言いたいところなのに、何と関西大会出場という大金星を挙げるとは。
昨日の第53回京都府吹奏楽コンクールでの快挙です。午後7時05分、校区の小学校の校長先生方と食事をしているところへ顧問の先生から電話が入りました。「金賞獲得と和歌山での関西大会に出場することができました。」早速、校長先生方にも伝えました。私たちの席で拍手と歓声が起こり、周りの人たちは何事かと思ったことでしょう。また、今朝には地域の方からお祝いの電話を頂きました。「いつも地域の皆様方に応援して頂いているお陰です。こちらこそ有難うございます。」そうこたえました。地域のイベントにもよく参加する吹奏楽部は、地域の皆様から愛されてもいます。偽らざる気持ちです。
小太鼓のソロから曲は始まりました。息を吸い込む際に出た小さな音が小太鼓のソロに重なりました。「アッ、やばっ!」メンバー全員の心に同時に湧き上がった感情が見えたようでした。そのことが緊張感をあおり、序盤は堅いイメージで進行しました。『リラックスやで。落ち着いて!』そう思いながら聴きました。やがてメンバーの身体がリズムに合わせて動き出します。トロンボーンが大きく動きます。トランペットがクラリネットがスイングを始めました。パーカッションが気持ちよさそうに音を刻みます。いつもの向島の演奏になってきました。会場を見ると、演奏に合わせて頭や体が動き始めています。観客にも音楽が伝わり始めました。
後半に入ります。練習からよく聞いていた場面です。「ここからテンポをもっとあげるで!」直前に先生が演出を加えた場面からノリに乗ってきました。舞台と会場とが一体になります。『ええぞーっ、最後までこの調子でいけーっ!」抜群の緊張感とスイングの心地よさと力強い音量が最後まで続きました。
演奏を終えた子どもたちが出てきます。満足そうな表情です。目を真っ赤にしている子たちも多くいます。相当の緊張感で演奏していたことが分かります。やり切った充実感に満たされていることも十分に伝わってきました。
先輩の厳しい指導にしょっちゅう泣いていた子がいます。コンクール直前になって「辞めたい」と言い出した子がいたとも聞きました。部活動と勉強の両立が上手くいかず泣いた子もいます。友達や先輩後輩との関係で“しんどい”思いをした人のことは何度も聞いてきました。そんな経験がこの瞬間へとつながっていたのです。そのどれもがこの素晴らしい瞬間を生み出す重要なファクターだったということです。
関西大会でも金賞を獲得し、全国大会へ進んでほしいものです。君たちは、努力は報われるということを証明しました。心から「おめでとう!」と言わせてください。