『南風、吹かせ!』〜Hot wind from Mukaijima〜
- 公開日
- 2016/05/06
- 更新日
- 2016/05/06
校長室から
「春の大会を振り返る」
GWがほぼ終わりました。今年もたくさんの試合の応援に行き、子どもたちの素敵な表情に触れることができました。「校長先生、休みの日なのに大変ですね。」保護者の方からそんな言葉もいただきます。どうぞお構いなく。こうして子どもたちの一生懸命な姿を見ることで、私の方もエネルギーを貰っていますから。
部活動の目的は「人間性(人格)の形成」であり、「勝つ」ことは目的に到達するための目標です。教師になった頃から一貫してそのように考えてきました。かつては「強いけれども態度の悪い」チームや選手もいました。これでは部活動の意味がありません。
挨拶や言葉遣いをはじめとして、時間を守ることや準備や後片づけを手際よくすること、対戦相手に対する尊敬の態度や保護者や先生に対する感謝の気持ちなど、部活動を通じて学べることはたくさんあります。
今春、1回戦で敗退した部も少なくありません。『一生懸命にやっても、どうせ勝てへんのやったら練習もいいかげんでええやん!』負けた瞬間はそんな気持ちが頭をよぎった人がいたかもしれません。でも、それは違います。勝とうと思って一生懸命に練習する過程にこそ先ほど述べた学びがあるのです。今回はバレー部が秋に続いてベスト16入りを果たしましたが、本校にはベスト16になら入れる力のある部は他にもあると思っています。みんな、きちんと部活動の目的に向かっているからです。3年生諸君、最後で最大の夏季大会へ向けて日々の練習に一生懸命取り組んでほしいと思います。
春の大会を見て、特に印象に残ったことを綴っておきます。
3人の1年生が出場した野球部。ビビりながらもよく頑張りました。先発ピッチャー、女の子ながらよく投げたと思います。夏の大会では完投できる体力と気力、自信を付けてください。3年生が一人だけの男子バスケットボール部。あれだけ得点差をつけられたら、途中で試合を投げ出すチームもあろうかと思いますが最後までよく頑張りました。試合後も私一人だけの応援席にきちんと挨拶に来てくれました。完敗でしたが感動のある試合でした。ラスト43秒で逆転勝利した女子バスケットボール部。最後まであきらめなければ道は拓けることを証明してくれました。あの時の興奮と感激を忘れないでほしいと思います。一生懸命取り組んでいさえすれば、部活動以外でもこんな奇跡的なことが起こるはずです。男女のテニスと卓球の試合では、得点を意識した戦い方を学んでほしいと感じました。各セットやゲームは競っているのに、勝敗を左右するような大事なポイントをことごとく相手に奪われてしまいます。これでは試合展開はしんどいです。ラグビー部は強敵相手によく戦ったし、まさかの初戦敗退をしたサッカー部はとても悔しい思いをしたに違いありません。
さあ皆さん、夏までの3か月間、目的を見失うことなく、目標に向かってできる限りのことをしてください。部活動は皆さんの心身を鍛えてくれます。