『南風、吹かせ!』〜Hot wind from Mukaijima〜
- 公開日
- 2016/02/29
- 更新日
- 2016/02/29
校長室から
「充実した日々を」
今朝、愛犬檸檬の散歩をしているとき、名前は分かりませんが、道端の草花の香りに春を感じました。春は、もうそこまで来ています。明日から3月です。
先週は、各学年で「卒業生を送る会」の練習が行われました。その行事に向けての取組は各学年で着々と進められています。また3年生は、音楽の時間や学年集会で、卒業式で歌う歌の練習も始めています。3年生の卒業まで、いよいよあと半月となりました。登校日をだけ数えると、もう12日しかありません。朝の校門で3年生にそんな話をすると「泣けてくるから言わないでください。」と言われました。
卒業式で泣けるのは、とても意味のあることだと思います。お世話になった先生方や校舎に別れを告げるからだけではありません。涙の意味にはその他に、中学校生活でのその人なりの“やり切った満足感”があるからだと思います。学校生活での充実感や満足感は、人によって異なります。人のそれと比べることはできませんし、比べることには何の意味もありません。子どもたちがよく用いる「楽しい」という言葉も同様です。これも人それぞれで、同じ大きさ、同じ内容のものなどないのでしょう。
2月19日に行った2年の学年道徳の際の感想文に次のようなものがあります。
自分は、今まで期待されたことがなく、されていても全部裏切ってきたので、期待されている人の話を聞いて思ったのが、できるから期待されてるんだろうな、ということです。自分は、何もかも中途半端で、何も期待されることがなかった。だから、こんな自分を変えたいと何回も思ってるけど、それも甘い考えで、なかなか自分を変えることができなくて、そんな自分がとても嫌です。
仲間が発表するのを聴いて、自分自身を深く見つめ直している様子が分かります。授業中、この生徒が発言することはありませんでした。しかし、この生徒は、この日の道徳の時間にしっかりと参加し、十分すぎるほどその日の題材について深く考えることができていたことが分かります。
ワークシートに自己評価する欄を設けてあるのですが、「今日の時間は楽しかったか」「共感・感動したか」「自分自身を振り返ることはできたか」「新たな気づきはあったか」「資料はよかったか」「次の時間が楽しみか」のすべての項目について、この生徒は最高ランクの4を付けています。
3年生には、残り少ない向島中学校での日々を“自分なりに”満足できるよう大切に過ごしてほしいと思います。「満足の程度」も人と比べることはできませんし、その必要もありません。自分が満足すればそれは最高の満足です。また、もし仮に、上手くいかないことや悲しい出来事があったとしても、その人の人生においては、きっと十分に意味のあることなのでしょう。どうぞ、一日一日を大切に過ごしてください!