学校日記

『南風、吹かせ!』〜Hot wind from Mukaijima〜

公開日
2015/12/10
更新日
2015/12/10

校長室から

「仲間づくり考」
 現在の3年生は、1年生の頃から「仲間づくり」をテーマとしてきました。どんなことも仲間のことを思って取り組みました。勝手なことをしでかしたら「仲間に申し訳ないだろうが!」と叱られてきたようです。学年ごとに目標を定め、3年間の見通しをもって取り組んでも来ました。1年次の目標が「認め合う」。2年次は「鍛える」。そして3年のそれが「身に付ける」です。
 中学校に入学してきた生徒たちは、他の小学校からの仲間のことをよく知らなければなりません。その子の背景も含めて認め合う段階でケンカをすることもあります。ケンカは、仲間づくりの上では欠かせないものでもあります。
「中だるみの2年」という言葉があります。全国的にそういわれます。2年生になると中学校生活に慣れ、力の入れどころと抜きどころが分かってきます。この時こそたるまさずに鍛え時です。ここで上手く鍛えられないとよい3年生にはなれません。先生に叱咤激励されることが増えます。保護者とぶつかることも増えてきます。それも大いに結構です。今の2年生を見ても、3年生がそうであったように、上手く鍛えられつつあると思います。この後、修学旅行と3年生を送る会での取組等で益々鍛えられていくのだと思います。
 最終学年は、2年間学んできたことを「身に付ける」段階です。少し見方をかえます。この時期には、もう意識しなくても身に付いている状態であってほしいということです。今の3年生がよく口にする言葉が「一生懸命がカッコいい」です。何事にも全力で真剣に取り組み、そのカッコ良さを下級生や保護者などにも伝えたいと考えています。彼らは何をするにも、向島を背負っているというプライドを身に付けて取り組んでいます。誇りを共有しているから、男女の仲や教師との仲もよくなります。「男女仲良く!」「友達を大切にしよう!」何万回言ったところで実現しませんが、時間をかけ段階を追って取り組むことで、そんな学年へと育っていったと考えられます。
 7日の月曜日、3年生が花山中学校の3年生と交流を行いました。3年生は、学年の仲間でお互いのことを理解し信頼し合ってきました。最高学年としてのプライドをもって下級生たちとも仲間の絆を結んできました。「仲間づくり」の最終段階は学校間交流です。自校の仲間を信じて、他校生とも仲間になっていこうとする取組です。
 中学校を卒業すると、みんながバラバラになってしまいます。例えば進学先の高校で、今回の学校間交流で交わった友と出会ったら、それだけで不安な気持ちが小さくなります。卒業していった先で、不安になった時、困難にぶつかったとき、皆さんを助けてくれるのは今の先生ではありません。中学生の頃に絆を結んだ仲間しかいないのです。だからこその「仲間づくり」です。
 教師のそんな思いや願いを知ってか知らずか、両校の3年生諸君は、暖かな雰囲気の中で見事に交流会を成功させました。