『南風、吹かせ!』〜Hot wind from Mukaijima〜
- 公開日
- 2015/11/05
- 更新日
- 2015/11/05
校長室から
「よくやった!」
10月31日・11月1日の両日、京都市内の各地で京都市中学校総合文化祭が開催されました。この取組は今年度で31回目を迎えます。総合体育大会が年3回(春・夏・秋)開かれるのに対して、全市的な取組としての文化祭は開催されないことから、当時の校長会と教育委員会が一体となって取り組んだと聞いています。スポーツでの活躍は、多くの人の目を引きます。入賞したり優勝したりすれば、それはそれは華々しい喝采を浴びもします。しかし、学校には運動は苦手でも文化的な分野でなら力を発揮できる生徒もたくさんいます。そういう子たちに活躍の機会を与え、成果が出た時には学校を挙げて評価できる機会が設けられたことは画期的であったと思います。
31日の午後、「弁論大会」が行われました。この大会は中学校総合文化祭が開催される前から実施されており、57回目を迎える伝統ある大会です。私も教諭時代には、生徒の最優秀賞獲得に向けて指導をしてきました。生徒の入賞は、運動部活動の大会での入賞と変わらない喜びがあり、教師冥利に尽きる思いをしたことを思い出します。
その大会で本校の3年男子生徒が3位にあたる「会長杯」を獲得しました。女子が圧倒的に多い中で、男らしい態度と内容で堂々とした入賞でした。聴いていて、ゾゾッとするくらいの感動を覚えました。内容は、これまでの何事にも消極的だった自分自身を振り返り、未来の自分へ向けて力強いメッセージを送るというものでした。多くの中学生が経験することを上手く表現し、聴く者の心を捉えたのだろうと思います。
また、翌1日の「社会科研究発表会」では、育成学級の3人が、「向島ミュージアム」での発表をバージョンアップして発表しました。身近なところにある“当り前”のことに感謝の気持ちをもとうと「水」をテーマにまとめました。水道水が私たちの家庭に来るまでの過程を、歴史的なことまで含めて調べていくと、決して当り前ではないことが分かってきます。クイズをとり入れるなど、プレゼンテーションの方法も大変うまく、聴く者をくぎ付けにしました。結果はなんと、最優秀賞です。また、今回の賞に値打ちがあるのは、この発表会が育成学級の生徒を対象としたものではない点です。審査の場面でも、育成学級の生徒の発表であるという配慮は全くされませんでした。堂々の最優秀賞獲得です。これには大いに自信をもてばよいと思います。
確かに、取り組む過程に意味があり、結果は後からついてくるものです。弁論大会の柴田君も社会科研究発表会の3人の生徒も、調べ、まとめ、発表を練習する過程で多くの事に気づき、学んだことでしょう。それこそに意味があり、入賞という結果はおまけではあります。しかし、この結果を伴ったことは大変立派ですし、向島中学校としても全校生徒で大いに喜びたいところです。4人の皆さん、本当におめでとう!