『南風、吹かせ!』〜Hot wind from Mukaijima〜
- 公開日
- 2015/10/22
- 更新日
- 2015/10/22
校長室から
「行事の力」
10月に入って秋晴れの日が続いています。気持ちがよいのですが、一方で随分と空気が乾燥してきました。グランドの土はバサバサで、風に乗って窓から細かな砂が校長室にも入ってきます。そろそろ雨が降ってほしいと思うところです。
「爽やかな晴天に恵まれ、体育大会を行うことができました。」16日(金)の体育大会の開会式では、こう言って挨拶を切り出しました。早いもので、約1週間が経ちました。現在、昼休みを中心に、その模様をDVDで流していますが、玄関のモニターの前には人だかりができています。
今年度の「体育大会」を一言で評価するなら、“たいへん気持ちのよい体育大会だった”ということです。本部席から全体を見ていましたが、競技する生徒と生徒応援団席の様子、教職員の動き、生徒と教職員との関わり、保護者席の様子、PTA役員さんの来賓の方への対応、保健室(救護係)の動き、放送や用具、得点などの係にあたっている生徒の動き、どれをとっても、とても気持ちがよかったです。
教師になって32年。これまで32回の体育大会を見てきました。どれも楽しく素晴らしいものでしたが、それでも1つか2つは不愉快になる場面がありました。全力で走らない生徒、役割をいい加減にする生徒、演技や競技の最中にふざける生徒、先生の指示に素直に従えない生徒、保護者席を離れて色々な場所から観ようとする保護者の方など、すぐに忘れてしまうほどのことではありますが、そんなことがありました。ところが、今年度の本校の体育大会ではそれを1つも発見しませんでした。
閉会式でも述べましたが、特に印象に残った場面を3つ記しておきます。
1つ目は、1年の学年種目バンブーサーフィンの勝利の瞬間です。アンカーがゴールした瞬間、まるで小学生のようにバンザイして飛び跳ねて喜び合う姿は何とも言えず微笑ましく、観る者の心を温かくしてくれました。
2つ目は、2年女子の学級対抗リレーです。競った末に負けたチームの選手たちがゴール付近で泣きました。よほど悔しかったのでしょう。続いて走る男子に「○○いけー!」と大声で檄を飛ばしたシーンが忘れられません。
3つ目は3年の綱引きです。普通の対戦は時間で切るものですが、今回は決着がつくまで綱を引き合いました。長い長い勝負があり、勝敗が決した後は、両チームともヘトヘトでした。久しぶりに人が“力を出し切る”姿を見ました。起き上がることができず、全身で大きな息をする生徒の姿が、今も脳裏に焼きついています。
「音楽コンクール」と「体育大会」。大きな2つの行事が終わりました。行事に楽しく一生懸命に向き合う生徒と教職員を頼もしく思います。そして、一生懸命に向き合うからこそですが、行事は生徒と学級、学年、教職員を大きく成長させてくれました。