『南風、吹かせ!』〜Hot wind from Mukaijima〜
- 公開日
- 2015/10/15
- 更新日
- 2015/10/15
校長室から
「魂の歌声をつくるのは…」
一昨日の夜中、寒くて目が覚めました。押入れの中を探り、毛布を見つけて夏の掛布団の上に重ねました。校門の桜の葉っぱが赤くなって落ち始めています。中庭のキンモクセイは黄色い花をつけて芳香を放っています。日に日に秋が深まっていきます。
さて、もう随分前のように感じられますが、先週末「音楽コンクール」が終わりました。教師としての私の人生で忘れることのできない日になること間違いありません。それほど楽しくも感動的な一日となりました。全体的な印象から記しておきます。
うちの学校より美しく歌うとか、きれいなハーモニーを奏でる学校なら、他に幾つもあると思います。でも、何と表現すればよいのでしょう。「魂の歌声」とでも言えばよいのでしょうか、心が震えるくらいの感動を覚える合唱をする学校はそうないのではないかと思います。舞台に上がる生徒の気迫を感じます。移動の場面を含めて「僕(わたし)たちは、この瞬間をちゃんとやり切るんだ!」という意気込みがストレートに伝わってきます。いつもは短いスカートを履いている生徒が標準丈のものを身に着けている姿も心を打つ要素かもしれません。緊張感を乗り越えて一生懸命に歌う態度と姿が視覚を刺激し、耳に届く歌声を更に輝かせるのだと思います。
今年度は、合唱の前に吹奏楽部の演奏をとり入れました。演奏に合わせて先生や生徒の代表がダンスを披露します。先生たちは、夏休みから練習を重ねてきました。私もトップを切って十八番の「宇宙戦艦ヤマト」を歌うことになりました。舞台とフロアが一体となってとってもとても楽しい時間になりました。
さて、1年生の合唱です。『ちゃんと歌えるやろか?』直前まで心配しましたが、力強い歌声と美しいハーモニーで、見事に杞憂に終わらせてくれました。やはり底力のある学年です。続いて6組です。たった8人で堂々と歌い上げました。ハーモニーも奏でていました。指揮も上手でした。次に2年生です。学年合唱も堂々とした態度で大きな声で歌えました。各学級の合唱は、甲乙つけがたいほどの出来栄えで、昨年度が“いまいち”だったなんて到底思えません。最後に3年生。主人公だけあって入場の仕方から他の学年とは異なりました。堂々と入場し、自分のポジションに着くその姿を見るだけで感動を覚えました。「母なーる台地ーの懐にー」大きな美しい歌声が体育館に流れました。体育館中の人間が緊張して聴き耳を立てたのが分かりました。各学級の合唱は言うには及びません。審査をしていた私もたいへん困りました。
さて、今まさに、窓外では明日の体育大会の開閉会式のリハーサルが行われています。それもまた真剣そのものです。明日もまた、内容もさることながら、それに臨む態度と行動に心を揺さぶられるのだろうと楽しみにしています。