学校日記

『南風、吹かせ!』〜Hot wind from Mukaijima〜

公開日
2015/10/02
更新日
2015/10/02

校長室から

「価値観の変化が大人へのステップ」
 …(略)…この3年間で大きな成長をしてきた君たちです。その成長をとても感じるところは「一生懸命することが、とてもかっこいい」ということをしっかりと自覚して努力している姿を見る時です。1年生のころ、一生懸命することが恥ずかしいとかダサいとか、いろんな思いがあって音コンでも小さい声でした。クラスに40人もいたのに。…(略)…2年生になって、たくさんの行事や経験をしていく中でどんどん成長していく君たち。どんなことも一生懸命する姿が生まれてきました。そして今…、音コンにかける情熱が各クラスから伝わってきます。パート別の練習や一斉練習では美しいハーモニーが奏でられています。…(略)…周りに左右されることなく、自分たちが一生懸命にやっている姿を向島中学校に刻んでください。最高学年として正々堂々と切磋琢磨している姿が真のカッコ良さだというのを示してください。 「一生懸命が、かっこいい!」というタイトルの3年の学年通信「なかま」23号からの抜粋文です。
 昨日、1・3年生の各クラスが「合唱を聞きあう会」をもちました。1年生が3年生に依頼し、3年生の側も後輩の前で合唱を披露し1年生のそれを評価することには意味があるとして実現したと聞いています。その場に臨むにあたって、各教室では担任から上の文章の内容が伝えられ、自らの姿で1年生にメッセージを伝えようとしたことが想像できます。事実、1年生は計り知れないほどの刺激を受けました。3年生が歌っている間、目を丸くして、中には口を“ポカン”とあけてその様子を凝視している1年生の顔がたくさんありました。1年生の合唱に対して評価する場面では、「自分たちが1年生の時もそうだってけど、〜したらもっとよくなるよ。」というアドバイスのほかに厳しい指摘もありました。「いい加減な気持ちで舞台に上がらないでほしい。自分たちにとったら最後の音コンやし、そんなんで雰囲気を壊してほしくない!」「態度がなってない。歌う以前の問題や。あと1週間あるし、もっとよく話し合って気持ちを一つにして臨んでください。」これまで、担任や学年の先生から何度も言われてきたかもしれないコメントです。しかし、先輩からの指摘には力がありました。
 「聞きあう会」で刺激を受けて、教室へ帰るなり大きな声で練習したクラスもあるようです。中庭を挟んで音楽室までその歌声が聞こえてきていました。
 「生徒が生徒を変える」という言葉があります。学校では教師が、家庭では親が子どもを変える部分はもちろん多いですが、実は一番影響力があるのは生徒の力です。良くも悪くも生徒が生徒を変えます。先輩からもらった刺激でもって、今度は学級内で“せめぎ合い”が起こることを期待します。きっと「一生懸命が、かっこいい!」が1年生の中にも浸透していくことだと思います。各学級で起こる価値観と行動の変革と、その成果が音コンで現れることを楽しみにしています。みんな、がんばれ!