『南風、吹かせ!』〜Hot wind from Mukaijima〜
- 公開日
- 2015/09/09
- 更新日
- 2015/09/09
校長室から
「目的は人格形成」
毎朝5時20分に目覚めます。約10分で寝床を片付け、着替えてゴミ出しと門掃きです。今日は、台風の影響もあったからでしょうか、まだ明るくなかったです。半袖と短パンでは寒くも感じました。夜にはいつの間にか虫の音が聞こえてきます。バイクを止めて家まで2〜3分の道で虫たちの合唱を聞くのがこの時期の楽しみの一つです。もう秋です。
さて、今週から本校でも音楽コンクールに向けての取組が始まりました。
6時間の授業終了後に、どのクラスでも合唱を練習します。全体的には、まだそれほど熱は入っていないようですが、それでも3年生には気合を感じます。
コンクールですから、勝負がつきものです。もちろん、どの学年も「最優秀賞」を目指しています。しかし、この際確認しておきたいことがあります。
最優秀賞の獲得は、あくまでも目標であって、音楽コンクールの目的は、生徒や学級・学年の成長です。学校で行われるすべての活動は、心身の成長をその目的とします。もっと言えば、豊かな人格の形成です。そういう意味では、音楽コンクールも、この後に続く体育大会も、授業や部活動と同じく、生徒一人ひとりの人格を磨き、それを豊かにしていくための一つの手段なのです。
教頭の時は、職員室や学校の留守番で音楽(合唱)コンクールの場面に居ることができません。それ以前の教諭時代には、自分の学級や学年のことが大事で、全体を公正な目で見ることができません。校長になって初めて客観的な立場で全体を見ることができるようになりました。実は、会場にこの立場の者があまりたくさんはいないのです。保護者の方も自分の子どものクラスや学年を中心に見ます。強いて言えば、私以外では地域の方と小学校や教育委員会の先生方だけです。だからこそ、厳しく全体をよく見なければならないと思っています。
本校の場合、文化祭から劇や展示をなくし、合唱に集中するようにしたと聞きました。前任校では、この時期の放課後はとんでもないほどの忙しさだったことを思い出します。合唱に集中し、より質の高いものを作り上げていってほしいと思います。
私は、成績発表の時の、生徒があの歓声を上げるシーンが大好きです。目立ちはしませんが、歓声にかき消された形で、消沈した悲嘆の声も上がります。一生懸命に取り組んだ者にしか味わえないあの正と負の反応が行事成功のバロメーターです。仮に取組が不十分であったなら歓声も悲嘆の声も上がらないだろうと思うからです。
さて、今年度は各学年、どのクラスが喜びの涙を流し、どのクラスが悔し涙を流すのでしょうか。いずれにせよ、涙が出るほど本気で取り組めたのなら、確実に心が成長し、人格が一回り大きく陶冶された証拠だと思います。皆さん、がんばって!