『南風、吹かせ!』〜Hot wind from Mukaijima〜
- 公開日
- 2015/09/03
- 更新日
- 2015/09/03
校長室から
「連携から一貫へ」
「小学校の出口と中学校の入り口とを結ぶのが連携」一方、「子どもが小学生の時から中学校の出口を見据えて指導するのが一貫」。
平成19年度から3年間、小中一貫教育担当の指導主事として教育委員会に勤務した際、多くの小中学校へこんなことを説明に行きました。また、「その子どもに関わる全ての教職員が“15歳の学力に責任をもつ”」ということも言っていました。
校名の決定、標準服や給食をどうするか、ステージの区切り方や英語授業の入れ方、行事はどうするのか等…、31年4月の統合に向けて、向島中学校区では様々な動きが始まっています。ところで、ここに努める教職員は「連携」と「一貫」との違いや、「15歳の学力に責任をもつ」という小中一貫教育の基本理念をきちんと理解しているのでしょうか。そもそも、なぜ、小中一貫教育なのでしょうか。単なる児童・生徒数の減少からくる学校統合とは大きくその意味が違います。当然初めの頃にはこういった論議がなされたのでしょうが、教職員は入れ替わるので繰り返し論議することが必要です。本校でも時間をとって、このあたりの研修をしたいと考えています。
さて、昨日本校の校区にある3小学校の6年生を中学校に迎えて「授業体験」を行いました。31年度を見据えた取組の一つで、4小中学校の教務主任が中心になって進めてくれました。これまでは、生徒会活動や部活動の説明や体験などを中心に12月に「体験入学」的に行ってきたようで、この取組は今回が初めてです。結論から言えば、とてもよかったと思います。うちの教職員のことについて言えば、授業をする者だけでなく全員で6年生を迎え、小学校の児童や先生方に誠意をもって接していたと思います。何か取組を行う際、教職員全員が一丸となって成功へ向けて行動するという本校の良さが顕著に見られ、校長として嬉しく誇らしげでもありました。
また、小中の連携事業として企画されたのでしょうが、結果として3小学校の連携にもなったと喜んでいます。こういう機会でもなければ、3小学校が合同で取り組むことは少ないのではないかと思うからです。
英語を授業体験した生徒が、感想文にそんなことを書いているので紹介します。
「小学校だと言うだけやけど、中学校では書くことを知れました。(※小学校は「話す」が中心で「書く」をしません)今日の体験学習で中学校は楽しいということも知れました。だから、早く小学校を卒業して中学校に来たいです。授業中もとっても楽しいし「いい」と思いました。あとこの授業で、他の小学校の人とも仲良くなれたし、女子にも普通にしゃべれたし、先生ともしゃべれて「いいな」と思いました。 後略」二の丸小男子
さあ、今回の「連携」を「一貫」へと進めていく営みがこれから本格的に始まります。この地域の子どもたちの15歳の学力に責任をもてるよう頑張りましょう!