学校日記

『南風、吹かせ!』〜Hot wind from Mukaijima〜

公開日
2015/06/25
更新日
2015/06/25

校長室から

「見守って応援」
 6月22日は夏至。一年間で最も昼の時間が長い日です。午後7時30分を過ぎてもまだ明るい今では全く考えにくいことですが、すでに一昨日からは半年後の冬至に向けて徐々に昼の時間が短くなっていることになります。
 昨日は、午後から「進路保護者会」を開催しました。例年に比べると参加者が多いと聞きました。我が子の進路について関心をもつ保護者の方が増えるのは大変喜ばしいことです。子どもたちが希望する進路を獲得できるよう、保護者と教職員が協力して取り組んでいきましょう。
 さて、中学校で「進路」というと、中学校卒業後の進路先のことに意識がいきがちです。実際に昨日の進路保護者会でもそれが話題の中心でした。「進路」のゴールについては諸説あるようですが、一般的には“これが我が人生をかけて社会に貢献する役割(仕事)”という職業や立場に就くまでの指導や学習のことで、中学校卒業後の進路は、その一段階であると考えられています。しかし、将来の“なりたい自分”に向かって、人生最初の大きな自己決定のときであることは間違いありません。
 進路選択について、「英語の教師」になりたい人の場合で考えてみます。そのためには大学へ進学して「教職の単位」を修得しなければなりません。教員養成系大学の英語学科か総合大学の教育学部または文学部の英米文学科等を目指すことになるでしょう。そして、中学生はそういう大学に入るため、実力にあった高校の普通科文化系をその進路先として選択することになります。このように目標から辿るのが一般的です。
 そうかと言って、全生徒が中学校卒業時に就きたい職業をもっていないといけない訳でもありません。多くの中学生は、高等学校や大学などその後の進路についてから自分自身を見つめ直し、世の中のことが見えてくる過程で自分に合った職業を見つけるようです。
 私の長男は子どもの頃から学校の先生になりたいと言っていました。ところが、大学で多くの友達に触れ、たくさんの生き方を見て「教師一直線」で来たことに疑問を感じたようです。色々悩み考えて、少々回り道もしたようですが、今は教師を目指して頑張っています。一方、二男は今秋から1年間、大学を休学してアメリカへ留学をします。その為にアルバイトも頑張ってきました。(それで足りる訳はありませんが…)親から見れば、何とも心もとなく心配せずにはいられませんが、2人とも自分の人生を精一杯生きようとしているようです。ならば、妻と2人してできる限りの応援をしてやろうと決意しました。
 親の理想を子どもに押し付けることはできません。また、子どもに代わってその人生を生きることもできません。これまでも、訊かれれば意見は述べましたが、基本的には見守ってきたつもりです。そう、親にできることは、最終的には黙って応援するしかありません。『がんばりや、向島の子どもたち!』