学校日記

『南風、吹かせ!』〜Wind from Mukaijima〜

公開日
2015/04/06
更新日
2015/04/06

校長室から

「さあ、いよいよ始まります」
 桜の花びらが一枚、春の柔らかな風に乗って、開け放たれた玄関から校長室前の廊下にまで運ばれてきました。校門の桜もまだ頑張って咲いています。
 平成27年度の人事異動で本校の校長として赴任いたしました澤田清人と申します。前・太田晴畝校長を引き継ぎ、本校を更に発展させるべく努力して参る決意です。どうぞよろしくお願い申し上げます。
 今日まで、生徒のいない学校で様々な会議を行い、着々と新年度に向けた準備を行ってきました。会議のたびに感じるのは、本校教職員の生徒に対する熱い思いであります。今の社会には、厳しい家庭環境のもとにおかれて暮らす生徒が少なからずいます。本校も例外ではありません。『目の前のこの生徒をどうするのか!?』どの会議も、その視点を外すことなく進行しました。
「大人に対する信頼をもっていない生徒には、教師がそれを回復しましょう。」
「家族の温かさを知らない子には、学級で人のぬくもりを感じさせましょう。」
「今後生きていく上で学力は大切です。何としてもそれをつけさせましょう。」
今年度赴任した者は、会議に参加しながら、まだ顔も見たことのない生徒の像をいろいろと思い描いていたに違いありません。また、これまで向島中学校で実践されてきた教育の中身についても容易に想像できました。こんな中学校に通うことのできる生徒は、本当に幸せだと思います。
日本は季節によって風向きが変わる“季節風”によってその気候がつくられます。一般的な解釈では、冬には冷たい“北風”が吹き、夏には暖かい“南風”が吹くということですが、厳密にいうとそれは間違いです。正しくは、“北風”が吹くことで冬になり、暖かい“南風”が吹くと日本が夏になるのです。
向島中学校は、京都市の南の端に位置する学校です。この場所から“熱い南風”を京都市中に向けて吹かそうじゃありませんか。各部活動の大会、吹奏楽部のコンクール、中総文などの文化的な諸行事、そして学習確認プログラムや全国学力学習状況調査などの統一テストのたびに、街中(まちなか)の中学生が『なんや、このあつくるしい風は!?』と思うくらい力を発揮するのです。
そんな思いを込めて、生徒や教職員、保護者や地域の方と共有したいキャッチフレーズを決めました。このエッセイのタイトルにもした『南風、吹かせ!』です。
向島中学校の教職員は、生徒の皆さんと一緒になって、分かりやすい学習活動を展開し、部活動を指導し、諸行事を楽しみたいと思います。生徒の皆さんを鼓舞し、激励し、支え続けます。時には厳しく叱ることがあるかもしれません。一部入れ替わりましたが、どうぞこれまで通り、教職員を信頼して付いてきてください。
さあ、いよいよ平成27年度がスタートします。