人との出会い
- 公開日
- 2010/02/09
- 更新日
- 2010/02/09
学校経営の基本方針
2月4日に北醍醐小学校で地域生徒指導連絡協議会(地生連)の取組の一つである「地域家庭教育学級」が行われた。午前10時からの早い時間もあり、出足はどうかなと危ぶんだが、30名ほどの北醍醐小学校を中心とする保護者の方が出席され、部屋はいっぱいだった。その中に醍醐中学校の保護者の方も2名おられた。
講師は京都文教短期大学学長の安本義正先生で演台の通り「目からうろこの子育て論」〜先入観よ、さようなら〜の内容であった。私は教育学博士ではなく、工学博士の安本先生がどんな話をされるのか興味があった。若いお母さんの中には乳児や4,5才の男の子を連れてきていた方がおられた。まさにこれから子育てが始まる。最初、その子どもの言動が耳について気になったが、すぐに先生の話の中に吸い込まれていった。講演の後で校長室でお話をする機会をいただいた。そのことを話すと「かえってシンとして聞かれるとやりにくい、いいBGMだと思っているのです。」と応えられた。私はすぐに先生のファンになった。その子どもも先生が気に入ってか、先生の指を離さず帰そうとしなかった。
若いとき理数畑の先生は毎日、コンピュータと向き合っている毎日が嫌で何か別のことはないかと探しておられたらしい。40才になって何も見つからなかったら仕方がないなと思っていた、30才後半に次のような光景を見かけて、決心されたらしい。
何やら先を急いでいる母子がいて、子どもが傍らに咲いている花を見つけて「お母ちゃん、きれいだね」と言ったのに対して「花はきれいに決まってるでしょ」と応えて子どもを引きずって行ったらしい。余裕があるときにはもっと丁寧に対応しているのだろうが、先生はこのようにおっしゃった。焦る気持ちを抑えて、まず「本当にきれいだね」と言う。次に「〜ちゃんのようにきれいだね」。「〜ちゃん」は奥さんの名前らしいが。そうすると子どもは満足して「お母さん、急ごう」と言って母の手を逆に引っ張っていくと。そうだろうなと思った。先生の珠玉の子育て論を次回も紹介しよう。